いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

壊れた「社会」に対抗するための環境彫刻

2021年3月1日に書いた。でも何かが違うような気がした。2021年4月7日に読み直おして手を加えた。 ------------------------死は突然やってくる。いつも生きることの隣に死がある。だから、やりたいことを全力でやった方がいい。ぼくの場合は、創作に没頭する…

何かをしたときに別の何かを手に入れること。

天気はよくて空は青いのに、門の外には出れない。朝から夕方まで工場を整備する部品を削っている。 友達の会社の人手が足りないからと、8時30分から17時まで工場で3日間働いた。ぼくも毎日仕事をしているし働いているけれど、いまは納期もないし、ある程度調…

楽園を目指している。

文章を書き続けていて、やっぱり本が好きでモノとしてつくりたいという想いがあって、続けているうちに少しずつ成長していく手応えがあって、それは今書いている文章がよくないと感じる時がきっかけで、その違和感をどう乗り越えるか考えてまた書いてを繰り…

3.11から10年。そして次の10年へ。生きるための芸術として。

昨日で東日本大震災と原発事故から10年が過ぎた。何度も文章を書いては消しているうちに思った。過去と現代社会について書くよりも、建設的な個人の未来について書いた方がいい。 「社会」について考え方が改まったのでメモしておく。単語だけ引用するなら「…

炭窯づくり3度目の正直者はバカを見るのか。

暖かくなってきたので、窯づくりの準備のため、土を掻き出した。ユンボでやればすぐ終わるけれど、誰かに頼んだり借りてくるよりも、まずは自力で、スコップでやってみた。おかげで、細かいところを観察できて、土が叩き締まっているところ、脆いところがあ…

日記のような経過としての2月23日

書くという習慣のために、起きた出来事を記録している。思考するために文章を書いている。その習慣のおかげで本が手元に2冊、完成しつつある。本をつくりはじめる前は、その工程を想像しただけで、途方もない山に登るような気持ちになる。けれども遠くへ行く…

22世紀の生活芸術家たちへ(作品集あとがきの試論)

妻のチフミとぼくは2021年現在、北茨城市の山間部の集落に暮らしている。東京からクルマで3時間の北茨城市は、小さな山に囲まれ、太平洋沿いに位置している。人々は自然に囲まれて暮らしている。畑を耕し、魚を獲って・・・という暮らしのイメージは、ほ…

英語練習帳日記/Practice thought In English

6年前、モロッコで滞在制作したときの展示で、お金を稼ぐことより、どうしたら「欲しい」という感情を引き出すことができるのか、それを知りたくて、物々交換を条件に設定していた。お金を払わなければ「欲しい」という感情が出てきやすくなる。無料でも欲し…

桃源郷づくり2年目。

藪の整理が完了した。春に向けた準備が始まる。何が終わり何か始まる。循環している。冬から春へ。夏秋冬とまた季節が巡る。 図書館に予約した本が届いて、昨日の夕方取りに行った。朝、ヘルマン・ヘッセの「庭仕事の愉しみ」を読み始めた。ちょうど、春に向…

小さな理想を描く世界を創造する手段。

藪の整備をした。自分たちだけでは、気が遠くなるので、植木屋さんに依頼して、妻と自分も参加した。おかげで、予想以上に片付いた。全4日予定の1日が終わった。それだけでも書きたいことがいつくも浮かんできた。 藪とは、木や竹が自由に伸び放題になって…

脱・現代社会。ポスト自由人へ。

友達のDくんと電話で話した。面白い状況にいたので記録してみることにした。D君は、肩書で言えばアート・プロデューサー。高円寺を拠点にアートホテルの立ち上げに関わったり、街中に巨大な壁画を出現させるプロジェクトを手掛けてきた。 けれどもDくんは、…

つくること日記

今日していることは、これまで自分がしてきたことの延長にある。まったく新しいことを突然に始めることはあまりない。 制作している肖像画は、よい新作に着地できそうだ。ベニヤと木材でウッドパネルをつくり、額を鑿で削る。ウッドパネルにペインティングと…

非常事態にも変わらない暮らし。

シンプルな暮らしが続いている。朝起きて、薪ストーブに火をつけて、お湯を沸して、と、チフミがやった後に起きて、餅かパンをストーブの熱で焼いて食べる。お喋りして、ストレッチと筋トレをする。 9時になったらアトリエへ移動する。歩いて2分。今はオー…

コロナ禍日記。起きなかった過去と起きている現在。

コロナウィルスと共存する日々は一年を超えた。いつまで続くのか。生活はぐっと狭い世界に押し込められている。東京へは行かなくなって、その繋がりはネット上だけになった。現実では、北茨城市の山間部の集落のなかだけに暮らしている。 2020年度は、ほ…

「楽園への道」を読んで。

芸術とは、自然を真似るのではなく、技術を習得し、現実の世界とは異なる世界を創ることだった。 「楽園への道」バルガス=リョサ 久しぶりに500ページの本を読んだ。しかも小説。主人公は、ゴーギャンとその祖母フローラ。二人は面識はなく、フローラはゴ…

地図を書き換える2021

年末に2020年に聴いたアルバムのベスト10を選んだ。今は聴く手段がたくさんあるから、いろんな音楽を選べる時代になっている。 Mac Miller / Circles Haim / Women In Music Pt.Ⅲ Common / A Beautiful Revolution Fenne Lily / BREACH The 1975 …

欲しいモノを手に入れるために欲しいモノをすり減らしていたら、それは手に入らない

1月3日。朝4時。気温はマイナス2度。自分でつくった家に暮らしている。まず部屋を暖めるために、薪ストーブに杉の葉っぱ、枝、不要な郵便物を放り込む。マッチで火をつけると、杉の葉に炎が上がる。燃える匂い。火が安定したら太い薪を入れる。部屋が暖…

生活芸術、2020から2021へ。

今年も生き延びた。コロナ禍の一年だったから、ほんとうにこの環境に感謝しかない。いつも一緒に制作してくれる妻に。この場所を与えてくれた北茨城市に。地域の方々へ。生活芸術という活動を理解し応援してくれる人に。これを読んでくれる人に。 2020年は「…

炭窯づくり。そこに現代アートを接続できるのか。

炭窯づくりに失敗した。これで2回目。前回の反省点(古い窯の再利用では土が定着しない、乾いた土を使うこと、大人数でやると細部への配慮が届かない)を生かしてやったけれども、窯の天井は落ちてしまった。 そもそも窯を作るのは、人間がしてきた生きるた…

全部違う。そもそも同じはずがない。

炭窯に火をつけた。まずは入口の土を焼き固める。炭窯づくりをしているのは炭を焼いて売るためというよりも、炭をつくるとはどういうことなのか、それを知るためにやっている。お金に換算したらとてもやってられない。それでもやる理由は、人類が30万年前か…

1枚の紙を折り畳んだように重なる地点に。

井戸水を汲み上げた水道が凍った。12月15日。朝5時に確認。今年の春から手作りの生活環境に暮らしている。水が凍るとは予想していたけど、思いのほか早かった。たぶんお昼頃には溶けるだろう。冬がやってきた。 週末は「アート・ミーティング」という活…

見たもの聞いたもの経験したことが蓄積されて「わたし」がつくられる。

本が好きで、読むのもそうだし、本というモノ自体も、読書という体験が好きだ。文字が書かれた紙が束になっていて、文字を追ってページをめくるうちにその世界へ没入していく。それが読書体験だと思う。昨日読み終わった「意味の深みへ」井筒俊彦著は、まさ…

土と水と火と風、自然のエレメントから生み出されるアート。

目標に到達した。土と水と火と風、自然のエレメントだけで作品を作ることに成功した。何も買わずに自然だけを利用して作品をつくることができた。土器だ。と言っても野焼きで素焼きしただけなので、もう一回、窯で焼き締めたい。 モノをつくるとき、そのモノ…

この時代をどう生き延びるのか。生活芸術のススメ。

馬をつくっている。パピエマシェという技法で紙を重ねてつくる。そうやって動物をつくるときそのカタチに驚く。どうしてこんな形が存在するのか。驚くと同時にそのカタチの細部を追っていかないと馬にならないことに驚く。油断すればときに犬にも見えてしま…

生活芸術という表現について

宮本武蔵が遺した「日常が戦場になれば、戦場が日常になる」という文章を読んだとき「生活が芸術」になったらどうなるんだろうと閃めきました。意味は伝わるでしょうか? なんとなく分かるんですが、まるで禅問答のようで、具体的に生活は芸術にならないんで…

不用品のなかの美しさ

日曜日に薪づくりをしようと準備をしていたら電話が鳴った。「もしもし。お皿と木があるから使いませんか。以前新聞でそういうものを集めていると読んだので」 という話だった。家を直すための廃材を集めた去年の新聞記事を読んで覚えていたのだろうか。妻チ…

表現の深層へ

作品集をつくっている。振り返ってみれば「表現したい」という強い意志だけがあった。何かを学んだわけではないけれど好きなことだけはあった。音楽、漫画、アニメ、小説、映画、物語の世界に没頭するのが好きだった。 はじめは文字をつくった。物語世界の設…

生活の中の小さな活動/一日の積み重ね。

生活の中の小さな活動に焦点を当ててみたい。「自らの小さなことの偉大さを気づかないものは、すべての小さな偉大さを見逃してしまう」と明治時代のアートプロデューサー岡倉天心が書いている。自分にとっての小さなこととは、日々の些細な出来事だと思う。…

はじめに「死なない」基本設定をつくること

芸術家を目指してきた。理由はもっとも解釈が自由な職業だから。職業だということはそれを収入にしている。絵を売ることに加えて生活もつくってきた。生活をつくるとはライフスタイルをつくることでもある。どんな場所で、どんな仕事をして生きていくのか。…

檻の中の鳥が大空を羽ばたく自由な鷲になる方法

自分が何をしているのか、何度でも問い直す。毎日確認してもいいのかもしれない。ムスリムのように1日5回、問い直せばいい。なぜなら毎日、寝て起きて、死んで生まれ直している。昨日の想いが、今日へ引き継がれるとは限らないし、明日には忘れているかも…