いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

書くことは大地を耕すような作業。種を蒔くこと。

朝4時半に起きた。釣りに行く予定だったけれど雨が降っていた。本を書くのが止まらなくなったので、そのまま始めた。たぶん本の書き方もひとの数だけあって、ぼくの場合は、浮かんでくるものを書いて、溜まったものを並べて、どんどん余計なものを削ぎ落して…

「生きる つくる 働く」 本の構想メモ

ここ数日、ここに文章を書いて、それを並べてみて全体の構成が見えてきた。とにかく手を動かすのがいい。文章は長すぎず誰でも読める単純な方がいい。難しく書くことは簡単でも分かりやすくシンプルに書く方のは難しい。 去年の夏、ぼくらのレジデンスに滞在…

生きる つくる 働く4

ヨーロッパとアフリカの旅から帰ってきて、中部地方の空き家を転々としながら、日本の暮らしを調査していたとき、住所不定で不安定な生活をしているよりいいだろうと友人が「北茨城市が芸術家を募集している」と教えてくれた。それがきっかけで北茨城市に芸…

生きる つくる 働く3

世界中のひとたちがどうやって生きているのか。ほかの国の芸術家はどうやって生きているのか。ぼくは、それを知るために妻とスペイン、イタリア、ザンビア、エジプト、モロッコを巡る旅に出た。(詳しくは「生きるための芸術ー夫婦40歳を前に退職。芸術で…

生きる つくる 働く2

朝7時に目を覚まして、少し寝坊してしまったけど、妻チフミと海へ向かった。いま住んでいる場所からクルマで20分ほど、ぼくはサーフィンをするために、妻は去年まで住んでいた家の片づけをしながら洗濯をするために出かけた。 携帯のアプリで波を予測でき…

生きる つくる 働く。

ライフスタイルをつくりたかった。いまの社会に自分がこれだと思える働き方がなかった。会社で働いてみても何か違っていた。我慢できない自分が悪いとも考えてみた。でも怠けたい訳ではなかった。働くということの意味が分からなかった。だから自分に正直に…

想像を創造に変える、表現するという仕事。

東京の友人と久しぶりに交流した。先輩は「もうあの世界に突入しているんだよね。アニメとか漫画とか映画とかのSFのあの世界に。AKIRAとかガンダムとかナウシカのね。ノリオくんはどっち?もう気づいているよね?」と話した。 音楽家である先輩はコロナウィ…

生活芸術というライフスタイル。

生活をつくるアートという理想を描いて実践してきた。ここ数年は「生活芸術家です」と名乗っている。最近はどんなことをしていますか、と質問されれば「イメージしたことを白いカンヴァスに描くように理想の暮らしを作っています。つまり、現実を制作すると…