いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

怠けているのを自分自身に見られることを恥じなさい

人生の大先輩に叱られたような気がした。 ぼくらの古民家アトリエを散歩コースにしている松本先生から電話があった。蕎麦の実を収穫していて、終わらないから手伝って欲しいと。 12月の個展に向けてやることはたくさんあるけれど24時間フルで、そればか…

表現する。生きる。

表現する。生きる。この活動だけでいい。それだけのためにしなければならないことの複雑さ。複雑さを前にすると、悩んだり、立ち止まったり、振り返ったり、忘れたり。どうにも先に進めない気持ちになる。打開策は「走る」こと。RUN. 中心を頭から身体にズラ…

人は現象に反射する鏡だ。

多拠点生活は多重人格でもある。地域ごとに違う自分がいる。同じ自分でも会う相手によって変わる。「自分」とは鏡みたいなものだ。 音楽をやっている自分と絵を描く自分がいる。文章を書く自分もいる。音楽をやっている自分は20代から30代の友人たちとの…

心地よいカタチ- Comfortable shape

制作の合間に「農本主義が未来を耕す」という本を読んだ。田んぼや畑をやることに経済的な価値をばかりを求めることが根本的に間違っていると説いている。なぜなら、農業は、本来は「農」であって、それは貨幣価値とは切り離された生きるための仕事だった。…

鳥 虫 けもの 草木花。小さいは大きいより素晴らしい。

夜、アトリエからの帰り、クルマのラジオからクロマニヨンズの新曲が流れた。タイトルは「生きる」だった。マーシーとヒロトがゲストでどうでもいいことを話している。ほとんどのことがどうでもいいことで、そのなかに小さな楽しいことや喜びがあることが伝…

表現の経済活動。アートを売ること。

絵を描いてるとき、ふとこの数年の夢が叶っていることに気がついた。海の側に暮らし、広いアトリエで大きな絵を描いて、木工をやって、波が穏やかな日にはカヌーで釣りをしている。2014年、制作に没頭できる環境をつくるために妻とアート以外のすべて放…

制作する時間を持つこと

日々の暮らしの中でアート作品をつくる。これが集中しようとすると案外に難しい。こんなことを言っても有意義な話にはならないかもだけれど、やろうとしていることを行動に移して、それをカタチにする難しさを言葉にすることは、人生という捉え切れない現象…

道具なし身の回りのモノでつくるアート

唯、そこにあるもの木や草や石並べて楽しみ夜には燃やして暖を取り朝には消えてなくなる。Camp off-Tone 2018 山梨黒平焚火曼荼羅