いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

次の時代の新しい世界の話をしよう。

想像を創造に変える、表現するという仕事。

東京の友人と久しぶりに交流した。先輩は「もうあの世界に突入しているんだよね。アニメとか漫画とか映画とかのSFのあの世界に。AKIRAとかガンダムとかナウシカのね。ノリオくんはどっち?もう気づいているよね?」と話した。 音楽家である先輩はコロナウィ…

理想のライフスタイルをつくる冒険から次の冒険へ。世界ぜんたいの幸福。

長い旅だった。東日本大震災からライフスタイルをつくる冒険をはじめて9年目、理想の暮らしづくりが着地しようとしている。旅は遠くに行くことだけじゃない。日常を旅することもできる。何も起きなければ、明後日に引越しをする。 場所は北茨城市。今住んで…

アフターコロナの理想。

想像する。コロナウィルスが収束したとしてどんな生活が理想か。 we can make our life style. If you locate your lifestyle between nature and hunting, you will be an anarchist. If you keep to win between society and economy, you will be king an…

新しい経済のデッサン。

個展3日目。理想の暮らしを作ると始めた生活芸術の実践がカタチになった。 1.作品をつくる。 2.その環境をつくる。 3.作品を売る場所をつくる。 4.作品を買ってくれる人に出会う。 簡単に言えば、1.生産、2.生産に適した環境、3.卸先、4.購入者。この4つの…

ぼくらの生活に椅子は必要なのか。思考しない社会のなかで。

電話が鳴った。取ると 「こんにちは。ちょうど良さそうな椅子が入ったのでメールで写真を送るから確認してください」 と言われた。 電話をくれたS老人は、リサイクル業をやっていて、何かチカラになれればと、一カ月ほど前に改修中の廃墟に足を運んでくれた…

"Space is the place" 人間を活かす空間は場所であり、純粋な空間こそが余白であり宇宙が生まれる。

この4カ月ほど取り組んできた廃墟の再生、いよいよ「倉庫」の屋根が完成した。建物の中に溢れてるゴミをひたすら捨てて、空が見えるほど崩壊した屋根を修理して。 ここは200坪の巨大な廃棄物だった。けれども「土地」ではある。人間は土地を巡って、大き…

作品構想「D-HOUSE(災害の家)」

昼過ぎから雨が降ってきて、午後は施設の芸術による活性化についての会議があって、チフミにクルマで送ってもらい、終わって夕方、パソコンをアトリエに忘れたことを思い出して、迎えに来てくれたチフミと山のアトリエに戻った。 強い雨が降り続けて、北茨城…

脱国家の可能性。檻のような社会から大空を自由に飛ぶ鷲になること。

時代は刻々と変わっていく中で、人は社会に翻弄されながら生きている。社会とは何だろうか。表面的には、ぼくらを助けるような構造だと受け止めるけれど、その本質はもっと別のところにある。ぼくはそれを知るために生活を軸にした芸術に取り組んでいる。な…

自由になるにはまず家から解放されて

アトリエにしている古民家には暮らせないことが決まった。北茨城市に引き続き暮らそうと考えているので、家を探すことになった。2014年からずっと家から家へと転々として8軒の家を改修したり片付けたり暮らしたりしてきた。 「家」とは何だろうか。快適…

次の時代の新しい世界の話をしよう。

改めて大切なことは何か、と考えた。きっかけは「父が娘に語る経済の話。」という本だった。妻チフミの実家に行ったらお義父さんの本棚にあったので読んでみた。作者は、ヤニス・バルファキスというギリシャで財務大臣をしていた人で、ギリシャ経済破綻の経…