いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

いまいる場所から遠くを眺める

エジプトからアーティストインレジデンスで東京に滞在しているアラムに会った。アラムが東京の日常的なカルチャーを知りたいと言うので、友達のライブに誘った。外国人と一緒にいると、俯瞰した目線で東京を見れて新鮮になる。アラムは6月に個展をやる予定で…

模索しているからこそ、状況の確認把握をする。重要なことを自分でみつける。

朝起きてオーダーの作品をつくる。ベニヤを貼り合わせる。やってみると作品づくりの体力、集中力が低下していることが分かった。チフミと2人でパネル2枚を組み合わせるだけで、道具がない材料がないと2階と1階を行き来する。アトリエや工房、道具の適所適材…

生きることが芸術であるなら、死もまた芸術である。自分の手で人生を完成させる、死をデザインすること。

祖母は「疲れた。悲しい。悔しい。」と言った。母と嫁と、神奈川県の野比へ、祖父の墓参りと老人ホームの祖母に会いにいった。祖母の言葉を聞いて涙が溢れた。どうして人は生きなければならないのか。ぼくはずっと疑問に思っている。人生に疲れたり失望した…

自分を信じて人生をつくること

夢だった。死んだ友達とキャンプに行って、最近の出来事を話した。はっと目が覚めて、涙がたくさん出た。悲しかったというより嬉しかった。ぼくは、生きている実感がなくなることがある。どうなるか分からない方に道を選らんで進むうちに、この人生も夢なん…

暮らしを芸術にするためのプロジェクトが始まる

昨日、空村のミーティングがあった。2月末の見学ツアーを終えて一段落した。4月から引っ越して、津島での生活が始まる。家を直しながら生活して木工に親しみ、その技術でボートをつくる計画だ。空村を運営する芸術家の村の柚木さんは、空村となる空き家を引…

買う必要のないものを買ったら最後、やがて、 なくてはならないものまで売り払うことになる。

頭のなかで、アイディアや想いがとぐろを巻いて、奥深くに隠れて、全体を掴みようがない。ときたま、片鱗がキラっと輝き閃きを感じるが、それを捕獲するには書き留めるかスケッチしなければ、すぐに逃げてしまう。本を出版する編集者と話して、いまある原稿…

ぼくらは国民でも市民でもなく、どんな肩書よりも等しく人間である。

日曜日、父親に会って、昼から夕方まで酒を呑んだおかげで、月曜日の朝から、頭のなかが散らかった感じだった。昼に30分間、坐禅をすることにした。座っていると、いろんな考えが浮かんでくる。どうでもいいことばかりで嫉妬や焦りがほとんどだった。足が痛…

毎日の仔細なことを書いていたら追いつかないが、これこそがぼくの畑だから耕して価値を育てる。

絵をつくりたい。とは考えているものの、それ以上に生活をつくり変える作業に追われている。成り行きで、譲ってもらうことになったクライミングジムのマットやホールドを津島に持っていくトラックの手配をした。その費用をつくらなければ。ザンビアでお世話…

やると決めたことはやる。 約束を守る。 必要ないことはやらない。

いくつも仕事を抱えて忙しくなると、会う人に対する礼儀や熱を欠いてしまうことがある。自分は、そんなつもりがなくても、相手の方が本気度が高ければすぐに見透かされてしまう。問題や関心事への当事者意識がどれだけあるかで、結果は明らかだし、場合によ…

創造が消費を超えたとき、想像が人生をつくるようになる

やりたいことがあり、それに向かって進んでいて、ときに疲れることもある。そこで、自分を動かしてこそ、すべてが動く。週末の空村ツアーが終わり、明けた月曜日の朝、重い頭と身体をようやく起こす。朝のこのミッションをクリアするだけで、一日の勝負は半…

日々の仔細な出来事をテキストにしてサンプリングソースをみつけるためのノート

雨が上がって月が見えた。それだけで宇宙を感じた。いったい人類はいつから月に暮らすんだろうか。池袋から深夜バスに乗って愛知県津島市向かった。これからぼくら夫婦が暮らす町。なんてことない中途半端な地方。それはまるで自分のようで愛らしい。特別な…