いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

人生をつくれたら、それでいいのだ。

岐阜から東京に仕事をしにきた。池袋から渋谷までの地下鉄のなかで、リピートする広告映像に違和感があって、電車のなかにいるみんなが、どうかしている、とさえ思えてしまった。 どうかしているのは、ぼくの方だ。都市vs自然という安易な構図で考えてしまっ…

怠け者が寝ている間に深く耕せ

毎日、何かを考えてベストを尽くしているような気持ちでいても、少しずつ自分を許しているようで、つまり甘くなっているようで、やるべきことをしていない。残念ながら、とても発展途上な人間だ。しかし、そういう想いに至ると、やる気が出てくるから、さら…

道を見失ったら自分に聞いてみる。それが答えだ。

ぼくは自分がどの辺にいるのか把握できなくなってきた。それは、地理的な位置ではなく、アート活動とライフスタイルの向かう先として。そんなときは自分との対話が足りていない。自分がどうしたいのかは、自分に聞けば、それが答えだ。 ぼくは、生きるために…

人間の巣【最もシンプルな家のつくり方】

遭難したり、家を失ってしまったらどうやって生き延びればいいのか。どんな動物にも睡眠や休息が必要で、安心して眠るには、巣が必要だ。人間も動物だから究極的には巣があれば生きていける。それが、このDebris hut(デブリハット)。 木を組み合わせて骨を…

冬の生活

次のテーマは「冬」。自然と対話したい。日本には四季があり、春夏秋冬とそれぞれ違う表情をみせてくれるから、冬を全身で受け止めて暮らしてみる。冬は寒くて嫌なモノだけれど、自然の循環のなかでは、必要な季節であり、自然界から冬が消えてしまったら、…

生きるから死ぬまでの芸術

ここ1週間、福浦に滞在しながら、素晴らしいロケーションの家で作品展示をしながら顔料づくりの実験を繰り返した。身の回りにある材料で作品をつくる【サバイバル・アート】の発想で、150万年前の地層から剥がれ落ちた土を採取してトライ&エラーを繰り…

消費の反対に創造あり

朝から湯河原の福浦エリアを散歩してみた。家の裏側が半島の入り口になっているので、進むとケモノ道を発見。さらに進むといくつかの廃屋がある。こんな道がないところに家があるとは。さらに進むと、海に出れる様子。波の音が近づいてくる。 さらに進んだ先…