いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

消えていくもの、残るもの、伝えたいこと、変えたい社会。

やりたいことが溢れている。サーフィンをしたい。釣りをしたい。ランニングしたい。絵を描きたい。眠りたい。季節の変わり目で、秋になろうとしている。 廃墟の改修がいよいよピークに差し掛かかり胸騒ぎが止まらない。心が騒いでいる。やったことのないこと…

廃墟再生日記 その4

【すべてのインフラが止まってしまう】そんな小説を書きたいとイメージしていた。ところが、それは空想ではなく、すぐに現実になってしまった。 週末、関東地方を台風が直撃した。都内は電車が止まり、成田空港からかはすべてのアクセスが機能しなくなり、空…

廃墟再生日記 その3

朝起きて、寝るまでのたった一日が人の一生だったら何をするんだろう。きっと寝ることもなく、慌ただしく死を迎えるんだ。それでも花が咲いて、散って種を残すようなことは必要だから、きっと愛する人に会うのだと思う。そのときは、選ぶというよりも、必然…

【問い】どうしてそのような活動をしているのですか?

質問が送られてきた。 「素敵な活動を夫婦でされているのですね。カヤックもつくるんですね。また、どうしてそのような活動をはじめたのですか。」 この問いに答えるために、アート作品をつくり、家を直し、舟をつくり、魚を釣り、野菜を育てて、本を出版し…

廃墟再生日記 その2

居住空間を開拓するプロジェクトが再開した。2日目。朝、畑に行って草刈りをした。春夏は野菜を育てたけれど、秋冬は、家を直すのに集中するためお休みすることにした。野菜を育てるには手が掛かる。まったくやらないのではなく、アトリエの周りに開墾した…

廃墟再生日記その1

9月になって暑さが和らいだので、廃墟の改修が始まった。たぶん、この廃墟はプレハブか何かが原型だと思う。話によると、港にあった物置が、山に運ばれて、何回か人が住んだけれど、長くは続かなく、いまに至るとか。悪い面を挙げたらキリがない物件だけど…