いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ものをつくるための言葉

なんのために。何度も問い直す。なんのために、つくるのか。依頼された作品に時間を費やす。イメージしたものをカタチにする。未だ見たことのないものを求めて。なんのために。一方で社会で流通するものは、わかりやすさを求める。まるで何かに似たもの。似…

システムをハッキングして生き延びる技

「俺が死んだらここで焼いてもらいたいな」と炭焼きの師匠は笑いながら言った。死を恐れるよりユーモアで迎える姿勢は痛快だ。誰も彼も彼女もみんないずれは死ぬ。父も母も御子息も。そればかりは逃れようがない。 ぼくはまだ生きてる。朝に目覚めて夜に寝て…

限界は何処だ?

「限界は何処だ」は惜しくも今年解散してしまった日本のハードコアバンドGAUZEの2ndアルバムのタイトルだ。1988に自主制作でリリースされて以来、インディペンデントな姿勢を貫く活動をしてきた稀有なバンドだった。 いま考えるのはまさに「限界について」。…

流れのなかに生きること。

やるべきことが自分の側にあるとき、ぼくは自由でいられる。その代わりにぼくは自由を手放す。例えば朝起きてまずやるべきことがある。ぼくの場合は草刈りだ。朝7時に起きて、そんなことは大したことない。朝食を済ませて、8時に草刈り機のエンジンをかけて…

していることを書くと見えてくる行き先。

おはよう。と朝、目覚める。何ができるだろう。何をしたいだろう。ぼくはメモを取る。大切なことを忘れないために。 昨日は5月1日だ。天気が良くて気持ちよかった。木々や花が喜んでいるようだった。太陽の光が時間によって違って景色を変えていた。景色は光…