いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしたちの暮らしに革命を起こすプロジェクト。木造建築は強い。古い家は、豊かな暮らしをつくる

愛知県津島市で同世代でアート活動をする町家の大家さんと過ごした。いわば、友達のような関係になった。午前中に、相続問題の相談に司法書士事務所に一緒にいった。町家の大家さんは、家主の問題を共有するためにと、すべてをオープンにみせてくれた。相続…

巣作りをする人-動物は巣をつくるが人間はつくらない。どうしてなのか。身の回りにある材料で家をつくることは、すなわち巣をつくること。

自然にあるものを利用して家をつくった。落ちている木を拾い、草を刈り、屋根には笹をつかった。道具は麻紐とノコギリだけ。もちろん材料費はゼロ。5時間。家というより巣だ。家よりも巣の方が美しいと思う。 もし何もかも失ったとしたらお財布も貯金も家も…

好きなことをして生活できるかと実験してみたところ「できる」と答えを得たけれども、決してそれだけでは幸せになれないという驚愕の真実に達した話。

人間は、本来的に不幸を好む生き物らしい。誰かの幸せより不幸に耳を傾けるし、成功したニュースよりも失敗したニュースの方が何倍も興奮するらしい。仮に夢や目標を持って、それが叶ったとしても、途端に不満をみつける。だからと言って人間が悪いとか悲し…

考えてみる。なにがしたいのか。何回尋ねてみても新しい答えがある。 残念ながら、なにもしないでのんびり暮らしたいとは微塵も思わない。

生きる芸術=人生をつくる。この作品をつくると決心したら道が開けた。その方向は見えても、すぐに行き止まりで、道もつくらなければならない。だから、思ったほどには捗らない。実験のつもりの生活ポーズばかりを決めていても始まらないので、その役をしっか…

どうして働くのか。24時間はすべての人間に平等に与えられた資源。その使い方について

1週間は7日で1日は24時間ある。すべての人間に与えられた人生という作品をつくるための材料だ。幸いなことに時間の売買は、まだ始まっていない。時間は持ち主が自由に使うことができる。しかし、ほんとうにそうだろうか。朝起きて寝るまで、どれだけ自…

自分のために誰かのことをやれば、そこに小さな社会が生れる。

「最近はどう?」友達に会うと聞かれる挨拶みたいなもの。「絵を描いて売ってるよ。」「それで喰っていけるの?」「まだ、絵だけじゃ足りないからボルダリングジムで週3回働いているよ。知り合いの人をサポートして仕事になったらいいな、と考えているんだ…

経験や知見が積み重なって出来事を追いきれない。日々可能性を積み上げては、書き記す棚卸しのメモ

バルセロナで友達になったマークが白鯨を読んでいて、チフミが鯨の絵を描きたいというので、白鯨を読むことにした。読んでみると翻訳がよく、1800年代の小説なのに現代にも通じ、おまけに破天荒で痛快な物語。ぼくが小説の最高傑作だと考えていたヴォル…

「何もない」けど書いてみたら溢れてきたカタチとことばたち

月水金をボルダリングジムのアルバイトをして、火木は作品をつくった。嫁はいま専業で制作している。2人でつくると全く新しい世界が見えてくる奇蹟が気持ちいい。いまは、カタチをつくっている。今まで培ってきたテクニックを重ねて、つまりコラージュして…

もうダメだと思う。どうしてそう考えるのか自分に聞いてみると、結果が見えないからだと。それは、ほんとうにダメなんだろうか。

まだ、ここから先があるんだと気がついた。生きる道を開拓しようとすれば、これほどの未知を体験することになるとは。これは失敗でも不調でもない。通常運転だ。結果に向かって日々を積み重ねているのだから。じゃあ、自分はなにをして焦ったり不安になった…