いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

生きるための芸術の記録

2024年はじまりと同時に書いたこと

あけましておめでとう2024。元旦は長野県諏訪地方の妻の実家でお酒を飲んでご馳走を食べてカラオケをしていた。その夜、テレビでは北陸の震災のニュースが流れた。震度7の地震が石川県を中心に襲った。しかしテレビの向こうの出来事なのだ。 ✴︎ ガザをイスラ…

混沌に目と鼻を描いたら死ぬのです、

新作の構想は、スチームサウナやヨモギ蒸しなどの草を蒸して浴びる何かだ。発想のきっかけは2つある。ひとつは妻の母がヨモギ蒸しの会社にヨモギやたんぽぽ、ホウノハ、山葡萄などの野草を採取して納品する活動していること。雑草や野草を採取して干して持…

炭焼き/失敗/パレスチナ/30万年前

書きたいことが溢れて散らかっている。とりとめなくても書いておこう。クライマー山野井さんの最近のドキュメンタリーを観た。ぼくは10年前にボルダリング をやっていて、山野井夫妻が主人公の小説「凍」を読んだ。その頃にも山野井さんのドキュメンタリーを…

日記は地図。現在地を記す。

日記とは地図だ。変わりゆく社会のなかで自分の現在地を確認するためのツール。もしくは人生のあらすじ。この先に展開するシナリオのために。テーマは生きるための芸術。生きるとは何か。芸術とは何か。 生きることはすべての人に通じる課題。流されるのでは…

経験から学んで失敗し続ける成長。

風邪をひいた。インフルエンザとかウィルスとかあるけれど週末から東京で仕事をして火曜日の夜高速を飛ばして帰宅して起きたら体調を崩していた。高速を飛ばすと書いたけど軽トラックだから3時間かかる。普通は2時間。ぼくは遅い流れのなかを生きている。…

時間とは誰のものか。自分以外の誰のものでもない。盗まれるな売るな。そして自分に投資せよ。

何をしているのか。しなければならないのか。もしくはしないべきなのか。時間は過ぎるのか。流れるのか。進むのか。 流れているとして、例えば海に行くか、行かないか選択肢がある。朝起きて、会社に行けばお金が貰える。しかし休んで海に行ってしまった。一…

対話は自分を映し出す鏡。

一昨日は妻以外、誰にも会わなかった。 草を刈って、春に向けて菜の花の種を蒔く準備をした。昨日は、午前中にアトリエ兼ギャラリーに絵を買いに来てくれた人がいた。いくつかの作品を並べて見てもらった。気になると言ったのはアースワークス・シリーズだっ…

10年と10月の日記

10月は毎週イベントがあって、自分のしてきたことが仕事になって返ってきた。つまり社会のニーズが追いついてきた訳で、表現者としてはニーズの先へと走り続けていたい。こうして文章にして、したことを検証して逃走していく、自分の生きる道をつくるために…

宗教哲学アートに関するノート

札幌での滞在制作は折り返し。あと10日ほど。やっぱり新しく出会う土地での制作から学ぶことが多い。湧き水の神社の草を刈ったり、倒木を伐ったり、本殿と呼ばれる小さな社を修理して色を塗ったりした。していることはほぼ管理人だ。アートだったら、アーテ…

アートのインスピレーションはスピリチュアル系の直感に敵わないのか。

札幌で滞在制作が始まった。札幌南区にある湧き水の神社の整備をアート的に仕上げるプロジェクト。ぼくらの活動はほとんどアートの外にある。アート外の活動をアートの枠組みに環流させていく。アートとはそういうものではないだろうか。インスピレーション…

君が土ならば毒まで喰らえ

絵を購入してくれたお寺の住職さんから、扇子の修理を依頼された。気持ちとしては忙しいとかお金にならないかな、とかあったけれど、妻がやろうよ、と言ってくれたので引き受けた。そんな経緯だったからしばらく時間が経って、ふと扇子を手にしてインターネ…

想像王国、そこへ至る道をつくる。

友達のお父さんの本棚から頂いた「日本のユートピア思想」を読みながらバスで東京へ移動した。これを書きながら、東京は「行く」でも「戻る」でもないと気がついた。 都内でバンドのリハついでに、蔡國強の展示を新国立美術館で鑑賞してきた。六本木を歩きな…

見えざる道の知恵

「人間にも核があってそれが燃えている限り元気でいられるのです」 今日、草刈り機を借りにきた二拠点生活をしている80歳の福島さんが話してくれた。曰く、やりたい事があって夢中になっていれば痴呆にもならないし健康でいられると。もちろん、それには個人…

草刈りと芸術について。それは作品になるのか。

草刈りをしている。茨城県の端っこの限界集落に暮らして、景観を作るために桜の苗木を地域の人たちと植えた。桜を守るために草刈りをしている。今年で4年目で、耕作放棄地も増えてきた。誰も手を入れないなら、ついでにやりますよ、と面積が増えてきた。 山…

ボディとコンシャス。本棚を受け継ぐ。

流れがある。時間が流れている。運が流れている。風が流れている。命が流れている。週末に友人の父の本棚の整理に仙台に行った。友人の父は5年前に亡くなって、本棚はそのままになっていた。いつか整理しなきゃという友人の誘いで週末訪ねて迎えられたそのラ…

展示から生活へ。リズムの循環。

やっと生活が元のペースへと戻りはじめた。いや、戻るというよりも、新しいリズムへと回転し始めている。 ギャラリーいわきでの約1週間の展示のあいだ気になっていたのは草刈りと薪割りのことで、炭焼き用に山から切ったクヌギの木が大量に積み上がっていて…

noteに公開日記

noteにここ一週間の日記を公開しました。よかったら読んでみてください。7月中旬からの個展まで日記を公開する予定です。 https://note.com/noinone/n/n5fd5024f346c

思想・哲学書を読む楽しみ

ミシェル・フーコーの名前は知っていて何度も本を手に取って読んだこともある。けれども「狂気の歴史」「監獄の誕生」「言葉と物」、これらタイトルの魅力以上に理解できたことはなかった。 ドゥルーズの記号と事件を読んでいたら、フーコーの章があった。そ…

ものをつくるための言葉

なんのために。何度も問い直す。なんのために、つくるのか。依頼された作品に時間を費やす。イメージしたものをカタチにする。未だ見たことのないものを求めて。なんのために。一方で社会で流通するものは、わかりやすさを求める。まるで何かに似たもの。似…

システムをハッキングして生き延びる技

「俺が死んだらここで焼いてもらいたいな」と炭焼きの師匠は笑いながら言った。死を恐れるよりユーモアで迎える姿勢は痛快だ。誰も彼も彼女もみんないずれは死ぬ。父も母も御子息も。そればかりは逃れようがない。 ぼくはまだ生きてる。朝に目覚めて夜に寝て…

限界は何処だ?

「限界は何処だ」は惜しくも今年解散してしまった日本のハードコアバンドGAUZEの2ndアルバムのタイトルだ。1988に自主制作でリリースされて以来、インディペンデントな姿勢を貫く活動をしてきた稀有なバンドだった。 いま考えるのはまさに「限界について」。…

流れのなかに生きること。

やるべきことが自分の側にあるとき、ぼくは自由でいられる。その代わりにぼくは自由を手放す。例えば朝起きてまずやるべきことがある。ぼくの場合は草刈りだ。朝7時に起きて、そんなことは大したことない。朝食を済ませて、8時に草刈り機のエンジンをかけて…

していることを書くと見えてくる行き先。

おはよう。と朝、目覚める。何ができるだろう。何をしたいだろう。ぼくはメモを取る。大切なことを忘れないために。 昨日は5月1日だ。天気が良くて気持ちよかった。木々や花が喜んでいるようだった。太陽の光が時間によって違って景色を変えていた。景色は光…

生きるために抵抗する。社会という漠然とした全体に対してーそのためのLocation<位置取り>についての考察。

生きる。このシンプルな活動の難しさ。ぼくは生きることに向き合っている。何をしているのですか? 自己紹介で必要とあれば芸術家です。と名乗る。けれども、その中身は生きることをしている。それは仕事ですか? 仕事とは何か。ぼくの場合、こうやって問い…

つくるためにつくらない

日々変わっていく今日を生きている。作品をつくるという課題を自分に与えながら、それでも作品をつくるためにつくらないように。「つくるためにつくらない」とは、作品が発生する環境をつくるという技法へと向かっている。ぼくが発案するものではなく、作品…

10年やれば夢は叶う。だから次の10年を夢見る。

週末、都内でバンドのリハーサルをしてそのあと久しぶりにパーティーに遊びに行った。パーティーというのはシークレットで、むかしフェスの仕事をした先輩や仲間たちが開催しているDJイベント。音響屋さんをやっている先輩の倉庫が移転するということで、そ…

バンド。異なる者たちの共同体

「バンド論」という本に出会った。サカナクションの山口一郎さん、くるりの岸田さん、bonobosの蔡さん、サニーデイサービスの曽我部さん、クロマニヨンズの甲本ヒロトさんのインタビューが掲載されている。文字通りバンドについて語られている。バンドとはロ…

社会を変えられないとしても自分の目の前は変えられる。

表現するということ、何かをつくること、それが大好きで10代から続けてきて、もうすぐ50歳になる。成功もしてないし、何かの途中なのだけれど、結果が出るのは死ぬときだから、その過程に考えたことや、経過を記録しておくのは何かしらか意味がある、と思っ…

生活の抵抗/ガンジー/ブルース/糸車

「みんなの湯に行くよ」と友達から連絡があった。みんなの湯とは北茨城にある温泉でいわゆるお金を払って入湯する施設ではなく、石屋の神永さんが掘り当てた温泉で、諸事情から商売にしないで仲間たちに開放している秘密の場所だ。 掘り当てた温泉は温度が低…

生きるための、すなわち死ぬための芸術論

「哲学とは何か」という問いを立てることができるのは、ひとが老年を迎え、具体的に語るときが到来する晩年をおいて、おそらくほかにあるまい。 ドゥルーズ+ガタリ 母も父も本を書くのが夢だった。学生の頃は小説を書いていた。母はいつか、本をつくるつも…