いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

生きるための芸術の記録

中途半端に生きるなら死んだ方がマシなのか。

朝起きて犬の散歩をした。それだけのことを喜んで歩く姿に対して、なぜ人間はたくさんのことを我慢して、喜びを遠ざけてしまうのだろう。 例えば、朝起きて、ご飯を食べて、また寝る、ただそれだけで一日を過ごすなんてことができないのか。いや、その食べる…

どうすればみんなの人生はもっとよくなるのだろう

信じられないような暮らし方をしている。誰かにそれを話したい。成功している訳ではないけれど不安はなくて、けれども単なる自慢のようでもあるし、これを言葉にしてしまうと、消えてしまうような、ほんの小さな幸せの芽が出ただけのこと。 年始に「アントピ…

ほんとうにやりたいこと。ありますか?

レイモンド・ウィリアムズが指摘したようにそもそも「芸術」の原語artとは、古来、人々の種々の技術や技芸を指す言葉だった。しかし資本主義的商品生産が増大するなかで、モノの使用価値を、金銭的な交換価値に限定したり帰したりする動きが盛んになる。そこ…

どこへ向かうのか。行き先を知るために言葉に表す。

「わたしはなるべく世間から遠ざかるように暮らしているのだが、それでも私なりにいろいろ感じることがあり、世間の人に聞いてほしいと思うこともある」 「春宵十話」岡潔 本が好きだ。いつも何か読んでいる本が手元にあって、機会があれば興味ある本をみつ…

君は地球を感じて生きていますか?

妻の実家で快適な年越しを過ごし、いつもとは違う気持ちで北茨城の我が家に戻ってきた。炬燵に美味しい食事、お酒、テレビもいいけれど、木を割ったり運んだり、水が凍ったり火を焚くような自分の身体を動かしてつくる生活が心地よくなっていることに気がつ…

枯れる花の美しさ

世界に出会い、世界を知り、世界について述べることは、つねに一定の形式にそって生きること、なんらかのスタイルに従って生きることを意味する。世界を知るには、世界のどの段階、どの水準で、どのような形式をもとに世界を眺めようとするのか、その世界を…

考えるな、行動しろ、アイディアを捻り出すな。

水戸での展示の関連企画で、中学生にパピエマシェのワークショップを開催した。展示会場になっている水戸第一中学校の美術部は、設営からガイドボランティアとしても参加してくれている。 パピエマシェは、スペインで滞在制作したときに、トムキャンベルに教…

生活芸術日記

今朝は昨日の日記を英訳することから始めた。英語をもう少し使えるようになりたい。書くこと。話すこと。聞くこと。読むこと。 今日は薪を運ぶと決めていた。山の木を伐ってもみんな処分に困っている。ぼくは薪ストーブと薪風呂があるからむしろ必要としてい…

英訳演習日記

来年は海外と仕事したいので、英語の勉強を再開した。SNSや日記を英作文する。英語の記事を読む。英語字幕でNetflixを観る。あとオンラインの英会話をやれば学習は習慣化する。 朝遅めに起きた。8時。雨が降っているので炭焼きは延期。朝ごはんにトーストと…

自作自演の生活芸術記

展示の搬入を終えて1週間が経った。猛烈に本が読みたくなって図書館へ駆け込んだ。頭の中に読みたい本をイメージして、本の背表紙を眺めて彷徨うのが楽しい。自分の制作の最前線として紙を制作したのでいくつか紙に関連した本を借りた。 「紙二千年の歴史(…

「ここにある- COCONIALISM」檻之汰鷲(おりのたわし)個展

夏頃だった。個展の誘いを貰った。話を聞くと、中学校の空き教室にギャラリーを作って、そこで年に一回作家を招いて展示をしていると言う。とくに興味を惹かれたのが中学生に向けて展示することだった。それからこの水戸第一中学校内の「ひのたてギャラリー…

フェスティバルを作った記録 音ノ森

約1ヶ月間、ここに書くことができないほど動き続けていた。ほんとうに走り続けた。20年前から続いてきたバンドNOINONE主催の野外イベントを11月26-27日に茨城県の城里町で開催した。そして12月5日からの個展に向けて準備してきた。蒔いた種の収穫期が同時に…

アートとは何か。毎日の生活のなかにあるモノ。

妻に人生って何だろうね、と聞かれて答えた。時間が流れていく、その瞬間ごとにしていることだよね。そのしていることが楽しいと感じられるならそれが幸せだよね。 有名になるとか、売れるとか、金持ちになるとか、それとは違う仕事や表現、遊びを創作したい…

文章を書くのは現在地を把握すること

時間は過ぎていく。今は瞬間で過去になる。今は過去になることを常に継続している。ぼくも常に過去になる。生きているから今を過去に送りつつ常に新しくなる。 朝起きて妻と話しながら、桜の樹を掘り出すことにした。スコップと鍬を軽トラックに積んでキャン…

原始のガラスとは何か。

真の自由は、問題そのものを構成し、それを規定するチカラのなかにある。その覆いをとることは、発見することになる。しかし、問題を設定することは単に発見することではない。それは発明することである。 ベルクソニズム ジルドゥルーズ 制作の時が来た。個…

社会と自然のバランスのなかで。その気持ちいいところ。

過ぎていく時間のなか、やりたいことをカタチにしていくと、そのカタチは種になってやがて芽を出す。それを繰り返すことで、その芽は成長し花を咲かせる。 社会では経済活動が最優先される。お金にならないことを誰も評価しない。そもそも自分自身の価値をお…

生きることを家が教えてくれた。

愛知の長屋が火事になった。6年前に改修を手掛けた家だ。家賃を安くすれば好きなことをして生きていける、そう閃いてぼくは空き家を探した。素人のぼくに家を直させるなんて、そんな発想に付き合ってくれる人は、ほんとうに稀だと思う。ところがそんな人が…

あれから20年。この先20年。

あれから20年が経った。20年前、ぼくは交通事故に遭い、その年の秋に親友が死んだ。彼は27歳だった。 そのときにぼくは本気で生きる決意をした。やりたいと思うことに全力で取り組むこと。ぼくは自信がなかった。つまり誰もぼくを評価してくれる人が周…

表現を続ける理由。

表現を続ける理由は、有名になりたいとかお金をたくさん稼ぎたいからじゃない。いや、はじめはそんな動機だったのかもしれない。でもいまは、それよりも、もっと、ぼくが見ている世界と、実際の社会、ぼくが見ている世界と君が見ている世界の違い、もしくは…

種を蒔いて芽を出して育てて夢を見る。

たくさんのことが同時に起こっている。それらは自然発生したわけでもなく、種を蒔いていた物事が芽を出している。それは比喩でもあり、まさに文字通りでもある。 お盆は妻の実家、長野に行って久しぶりに休んだ。ほぼ何もしなかった。ご飯を食べてお酒を呑ん…

反逆の段取り

「自分の畑を耕しなさい」というヴォルテールのコトバが頭の中に刻み込まれている。 突然に忙しくなった。というのも、トラクターで耕してもらった耕作放棄地にコスモスの種を蒔く段取りが悪かった。せっかく耕してもらったのに雑草が生えるまで放置してしま…

毎日違う今日。一日減って、一日増える。

日常とは意味もなく過ぎていく退屈なものだろうか。今日も明日も明後日も変わりない、同じような日々の繰り返し。しかしどうして、それなら、違う毎日に変えないのか。 朝目覚めて「何からはじめようか」と楽しみに溢れた一日にすることもできる、はずだ。そ…

"Let it be"ってこういうことか。

朝4時に起きて慌てて海へ向かった。日の出を採取するつもりだ。西の空は明るくなっていた。クルマを走らせること30分。目的の海に着いた。太陽は想定のはるか左側から昇っていて目当てのロケーションは、絵になる景観にはならなかった。 景色を選びはじめ…

生活芸術家の1日

午前中に草刈りをした。7時半くらいからはじめて気づいたら11時半だった。4時間やった。そんなに没頭できることも最近では少ない。いつもスマホが傍にあってSNSを見たり写真を撮ったり。だから草刈りのときはスマホを持たない。 草刈りは瞑想だ。ただ草…

ここは世界の片隅なのか中心か。ぼくは何処にいるのか。

曇り空で暑くなくて、少しだけ雨が降っている。2022年7月中旬もうすぐ夏。この天気はラッキーだ。草刈り日和。6時過ぎから草刈りをはじめた。いま10時30分。今日はこれで終わりにしよう。 昨日の夕方からSmall Axe Anthorogyというドラマ•シリーズ…

誰かのコトバじゃない、自分の目で見て感じたこと

朝起きて今日は何をしようかと考えた。雨が降りそうだったけど草刈りをした。草は腰辺りの高さまで伸びていた。年に4回は同じ場所の草を刈る。ぼくが暮らしている場所は、限界集落で人の数よりも草や木の方が多い。朝起きて妻以外の人に会っていない。視界は…

もうひとつの生きるための芸術。

朝起きて草刈り。今年は6月末から夏日の猛暑。温暖化のせいなのだろうか。温暖化のせいというよりもこれも人間の仕業なのか。タバコが吸いたい。 クーラーがないから5時に起きて太陽が全力を出す前に仕事をはじめている。クーラーがないのはエコというよりも…

明治以前に「社会」というコトバはなかった。福沢諭吉はSocietyを「人間交際」と訳している。

ぼくは制作するために時間を作っている。表現者として生きていくと決めたときから。つまり仕事も予定もない空白の時間。他人からするとそれは「暇」というものらしく、よく頼まれごとをする。 「いま忙しいから手伝ってくれないか」知り合いが困っているなら…

書くこと。抵抗する武器。

今日は草刈りの仕事だ。植木屋さんに誘われてアルバイトにいく。これはぼくの今日の仕事だけれど、一週間後には違うことをしている。 ある一場面を切りとってみたとしても、それは何も代表しないし、何も理解しない。つまりぼくが何者なのか、という問いは、…

薪が濡れている日はゆっくり火を行き渡らせること。

雨が降ったあとは、火が上手くつけられない。杉の葉っぱで火を熾しても、濡れた木に消されてしまう。そういうときは乾燥した小さな端材に丁寧に火が行き渡るように燃やす。毎日、薪で風呂を沸かしているから、そうやって火に触れている。それだけで太古の人…