古家採取活生計画

空き家は問題じゃない

扉を開けると人が集まっていた。2年前は空き家だった津島のルミエールセンターを半年振りに訪ねた。 空き家とは何か思うに、家主さんがその家を大切にしていたり、そこに愛があれば、空き家ではない。例え使っていないとしても。 この津島の長屋群は、もっ…

人間の巣【最もシンプルな家のつくり方】

遭難したり、家を失ってしまったらどうやって生き延びればいいのか。どんな動物にも睡眠や休息が必要で、安心して眠るには、巣が必要だ。人間も動物だから究極的には巣があれば生きていける。それが、このDebris hut(デブリハット)。 木を組み合わせて骨を…

【モノと人間】について。なぜ、こんなにモノが溢れているのに少しも満足できないのか。

いろんな場所を訪れて、いろんな人に会って話してみても、満足で幸せハッピーって人間はあまりいないが、なかでもアイルランド出身でバルセロナに移住して活動するアーティストMark Reddenだけは、子供のように創作と戯れていた。空き家に暮らし舟をつくって…

できないことなんてない。イメージできるのであれば。

人は常に偶然によって人と出会い、恋人も友人もそうやって結ばれていく。社会は、常に人が人と縁を持つことでつくられていく。貨幣は、人と人が価値を円滑に交換するための道具であり、その行為が経済を動かしている。そうあるのが理想の社会像だ。理想がな…

目の前に起きている仔細な出来事こそが、何よりも、磨けば輝く人生の一部だから。

目の前に起きていることを記録すれば、それは人生そのもので、その記録が他人のことではなく、自分の身に起きたことであれば、間違いなく、それは芸術。 では、どんな芸術人生をつくることができるのか。古今東西のライフスタイルを採取編集して、試行するこ…

どうしてわたしたちは、生活を変えることができないのか。

今日は今日であり、明日は明日。だからこそ、その日、その日を愛おしく過ごしたい。だからこそ、振り返って言葉にしておく、週末あったことを。次へ進むために。 中津川市高山にある青山家の古民家と周辺環境を活用した「森と暮らす」プロジェクトがスタート…

730日間の冒険を今、スタートする。2018年、すぐ近くの未来へ飛ぶために。

目標・夢・種を蒔いて育て収穫すること。730日後の未来へ。岐阜県中津川市の古民家で、週末キャンプイベントを開催する。この古民家には裏山があり、そこの木を伐採して、草を刈り、整地してキャンプ地をつくる。地元の杣(そま=きこり)に森と人間の関わり…

原始時代から現在へ、今いる場所から世界へと自由自在に横断して編集するライフスタイルのつくり方。

三重県志摩市の海の町、安乗に滞在している。目的は海の作品をつくるため。そのために生活の拠点を移した。ぼくは絵を描くために旅をしている。あちこちの暮らしと日本の自然を体験するために。それを可能にしたのが、空き家暮らしだ。ぼくら夫婦は、漂白民…

空き家に暮らす-三重県志摩市阿児安乗編

愛知県津島市から三重県志摩市阿児安乗へと向かった。安乗の空き家に一カ月滞在する。 最近は、移動に高速道路を使わなくなった。理由は単純。出費を抑えるため。100kmマラソンする超人小山さんが東京から大阪までは高速道路を使わない、下道でも数時間しか…

家との対話。古家が教えてくれる自然の在り方。

「家」とはなんだろうか。古い家を直しながら暮らす生活をして、2件目の家で考えてしまった。築80年の長屋と、江戸末期に建てらた町屋では、家の種類が違う。 中津川の古民家を管理する青山さんのご両親のやり方から学ぶことがあった。「家を綺麗にしてお…

森と古民家、キャンプ場開拓計画

朝7時30、ローリング・ストーンズのアルバム、ベガーズバンケットを聴きながら車で岐阜県中津川市に向かった。1曲目「悪魔を憐れむ歌」が流れていた。 財布を忘れたことに気づいて、免許証がないと言うと、チフミが「取りに戻らなきゃ」と。心の中でこのま…

まちにアートが溢れていくアート化計画、進行中。

旧家具屋さんの雨戸を修理しようと、facebookで、軽く呼びかけ人が集まった。企画者のアイディアで裏を白くしてキャンバスにしよう、と。アーティストに絵を描いてもらおう、と。日常のなかにアートが浸透していく。古い家を直すことが、アートの場をつくり…

「つくる」は誰のためでもなく自分のため。だから1日のなかに空白の時間が必要。純粋な創造空間を求む。

朝は集中できる。庭から木を取ってきて、パピエマシェの材料にする。木は動物をつくる骨になる。 6月から入居者が決まったルミエール実験住宅に家主の水谷さんが作業に来るので会いに行った。9月に水谷さんとアーティストの高畠愛子さんが実施するアーティ…

毎日の仔細な出来事を採取記録して明日をつくる。そのためにぼくは書く。

昨年から岐阜県中津川市の古民家を活用する方法を探ってきた、青山さんと打ち合わせした。ぼくは、この家ために同じ市内の加子母での木の伐採のワークショップに参加し小屋をつくった。ここで繋がった杣人(きこり)の協力を得て、古民家の裏山で木の伐採の…

あるがままの魅力を集めれば、人と人が出会い未来を紡ぐ【津島つむぎまちアート化計画】GWは愛知県津島市へ。

愛知県津島市をご存知でしょうか。ぼくは空き家を求めて、何千何万とある町のなか、偶然にこのまちと出会い、魅力を感じて通うようになりました。地域の宝は当たり前にあるモノ・コトシャッター商店街、空き家、人口減少、高齢化、どこにでもある地方都市の…

日本には見えない美しさを愛でる感覚があった。だから日本の職人の仕事は美しい。

先週末に開催した土壁のワークショップは、いろいろ盛り上がって、個性的な壁になり過ぎて、、。さて、その壁をどうしようか改めて観察したところ、浮き上がっている箇所もあるのでやり直すことにした。 今日は雨だったので桶に溜まった雨水を混ぜるうちに、…

気が向く方に進めば、思いもしない未来が展開する法則

家を直すようになって、古い家が愛おしくて、朽ちているほど、気になってしまう。津島を散歩していると、屋根が陥没した六角堂の放置されたお寺があって、きっと神様が、そのままになっているだろうから、ぜひとも寺を修理したいと思い、余計なお世話ながら…

2014年からの人生のあらすじ。命を守る家のつくり方

家主と空き家との出会い2014ぼくたちがDr.Kevinに出会ったのは、2014年の夏だった。Kevinは、愛知県津島市に築80年の長屋群を相続して困っていた。300坪の敷地に4棟の家が並び、そのどれも古くなっている。2世帯の家族が住んでいるので、Kevi…

腐朽した梁の交換方法。木造建築は部位ごとに交換できる。

梁が腐朽していた。シロアリ被害も重なり、木材はミルフィーユ状で、何処まで使えるのだろうか。木を叩いてみても素人には、判断しかねる状況だった。 普通なら諦めて専門家に依頼するところを「やってみよう!」という家主のDr.Kevin。木を適当なところで切…

DIYイノベーションにより開発した「トレスパシオ(特許出願中)」という軸組み木造建築の後付け補強技術について

トレスパシオ・フレームウォール工法(Trespacio Frame Wall 工法)(特許出願中)は、ツーバイフォー材を使った新しいフレームウォール工法で、軸組木造住宅が完全に倒壊することを防止することを優先して住人の命を守ることに着目し、木質の専用補強構造体…

コンリート瓦、平屋の屋根を一部分改修して天窓をつける方法について

築80年の家のコンクリート瓦を一時的に直したものの(【【古家採取活生計画 vol.1】雨が漏れば修理すればいい。昔は修理しながら暮らしていたんだから。 - いきるための芸術の記録 】ー参照)、天井を剥がしてみると、瓦の下の野地板は紙のようにベラベラ…

いまいるべき場所-非常識な生き方「バガボンド/エグザイル/ノマド」

未来について考える。中津川の古民家を活用するために助成金を探したい。仲間と考えた「生活芸術館」を実現したい。 三角形の構造体をつくるために新しく卓上丸ノコを買った。ところが、左右45度までしか切れず、60度まで刃が傾けば30度の鋭角がつくれ…

未来はぼくらの手の中に。想像すればイメージを持ち続ければ現実になる。

まるで登山のようで、しかもまだ途中の。家の梁をジャッキアップして、荷締機で梁と柱を引っ張って、家がミシミシと音を立てた。 津島の長屋再生の目標は、耐震化を専門家のチカラを借りずに自分たちでやることだ。なぜなら、ほんとうに家主の側に立つサービ…

ひとが諦めたことを考えて成功させること。

家主ことMr.Kevinが津島の長屋に来た。溢れるアイディアを抱えて。趣味は「ひとが諦めたことを考えて成功させること。」今回のミッションは、家の傾きを直す「よろび起こし」をやるためだ。ジャッキアップと足場サポートと荷締機を駆使して。 Mr.Kevinは「家…

【糞を循環すること】つまり、エコなんてファッションで100年前はそれ以上の循環を人間は日常的に行っていた話

写真は中津川の古民家からの眺め。こんなに自然豊かな場所でも、家主は「すっかり自然が変わってしまった。」と言う。昔は、ここの用水路でシジミが取れたそうだったが、森を伐採し、後から植林した木では地中に水を蓄えることができず、全体のバランスが変…

ぼくは、100年前と100年後の狭間に生きている。それだけのスパンでこの時代を眺めてみる。

「100年」という単位が重要。人間の寿命も、1世紀も同じ長さ。ぼくは、100年前と100年後の狭間に生きている。それだけのスパンでこの時代を眺めてみる。100年後は、ほとんど何も見えないが、100年前を思い測れば、同じだけの未来が広がる。 …

【古家採取活生計画 vol.1】雨が漏れば修理すればいい。昔は修理しながら暮らしていたんだから。

日本では古い家に住みたがる人は少ない。ヨーロッパでは中古市場が80%なのに対して日本は新築市場が同じ割合だ。 どうしてなのか。古い家でも掃除したり修理すれば、充分快適に暮らせるはず。そう考えて愛知県津島市の築80年の長屋に暮らしている。 9月…

生きる技術から生きる美術へ。人生は、肩書に関係なくすべての人が道の途中。立ち止まらなければ、美しくなる。

気がつけば、2拠点居住をしている。東京板橋区と愛知県津島市。津島では、300坪の敷地にある4つの建物を再生しようと企んでいる。最近では、よくある話らしい。「空き家再生」「リノベーション」「町づくり」しかし、誰かがやっていようが、よくある手…

芸術が自然に接近するための技術であるなら、生きる芸術とは、自然により近い暮らしを探求すること。

旅をした。生まれ育った東京を離れ、空き家の構造模型をつくるために愛知県津島市の築80年の長屋に滞在しながら、同じ津島市の築100年の町屋の庭の草むしりや部屋の掃除をして、2週間後には岐阜県中津川の古民家に1泊して、旅の途中で買った中古車で…

空き家に暮らして、その経験から何が必要で何が足りないのかを明らかにしてみる試み。

いよいよ新しい旅が始まった。いくら準備をしても、その一歩を踏み出さなければ旅は始まらない。逆に言えば、踏み出しさえすれば、準備なんか必要ない。土曜日の夜から、愛知県津島市の半年付き合い続けてきた築80年の長屋に滞在している。少しづつ掃除を…

空き家を巡る冒険のスタート地点。日本中に点在する空き家に滞在して旅する計画の話。

どうやったら理想の暮らし=「生きる芸術」が実現できるのかそれは、いまの社会に対して信用も納得もできないからで、だから根本的なところから思考と試行を繰り返して自分の現実をつくろうとしている。ずっと考えている。 ここ1年間、家主さんと話しながら…

木造建築という失われつつある日本の技術に魅了され、保存と学習に努めている。

長屋の模型をつくるために、木曜日の夜から津島市にいった。長屋のオーナーに依頼されて、木造建築の構造を把握するためにやってみることにした。「できないことやれば、どうやればできるのか分かる。」とはピカソの言葉。木造建築の耐震構造は失われた技術…

古家採集活生計画のための調査。第ゼロ回目。

家から徒歩15分に発見した古家の調査にいった。ぼくが住む東京板橋区にもこんな光景がある。 西台不動尊の隣接する植物に覆われた家。緑の奥からテレビかラジオの音が聞こえてくる。黒い穴のなかへ入って、「こんにちはー!」と呼ぶも返事なし。気がつけば…