いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2025-01-01から1年間の記事一覧

生きた時間の隙間から機能する芸術が溢れて来るのを見逃すな。

朝起きて、今日は炭焼きの木を切ることにした。家の前、徒歩3分ぐらいのところに森がある。そこの木を切る。チェンソーで切り込みを入れて、反対側から切って木を倒す。木には枝があって、どちらかに傾いている。倒せる方向は木の傾きで決まるから、周辺の木…

変化すること。

生きていると状況が変わっていく。水面下で流れていくものと、表面的に変化を起こすものがある。変化は、変わることだから不安なこともあるが、抱えているものを手放すチャンスでもある。ぼくら夫婦はそもそも何も持っていなかった。 とは言え、その変化がど…

札幌、龍神の水にて。

札幌に来た。龍神の水、エリア改修作業だ。月曜日に到着して、現状をレクチャーしてもらい、オーナーのジンさんと一緒に火曜日、水曜日と手摺を設置した。 ジンさんは、飲食会社の社長で、一代で札幌と東京に店舗を展開している。バリ島で知り合い、僕たち夫…

生活は誰のもの?

生活にはリズムがある。そのリズムは自分自身が掌るもので、それを奏でることができる。生活とは、ほんらい巣であり、そのなかでの営みであり、生命を維持するための活動である。生活のなかで、食事や睡眠、休養ができる。 日曜日にグループ展に参加した。暮…

とにかく書き続けないと現在を生きられない

アイルランドのレジデンスには、あまりに何もなく、リトリートアートセンターという名前だったので、いつも習慣にしている日記も書かなかった。レジデンスからダブリンに戻ると風邪を引いてしまい、帰国までの3日間、気合いで回復して、月曜日から飛行機で2…

アイルランドの果てに滞在した記録

アイルランドでお勧めされたアーティストインレジデンスに奇跡的にスケジュールが合って滞在できることになった。日曜日には、ダブリンに次ぐ街コークでパピエマシェの師匠、トムキャンベルのワークショップがある。そして月曜日から木曜日まで、西の果てbal…

ダブリン個展滞在日記 day9

ダブリンに来て10日間が過ぎて、何をしようかなと考えていたとき、アイルランドの田舎の方にいく機会がやってきた。 ギャラリーのオーナーであるマークが紹介してくれたアーティストレジデンスにメールした。マークがメールしてくれたけれど返事がなかったの…

ダブリン個展滞在日記 day8

街を歩くのも新鮮さがなくなって、買い物も必要なくなって、やっと制作する気持ちになった。サバイバルアート、生活芸術というコンセプトで活動してきて、数年前、アートについてディスカッションでディレクターをやっている人に、地方だから身の回りのモノ…

ダブリン個展滞在日記 day6

木曜日から日曜日、最初の週の展示が終わった。月曜日から水曜日はギャラリーがお休みなので、今日はケルズの書を見に行った。ケルズの書は8世紀に書かれた世界屈指の美しい本と言われている。大学に保管されていて、たくさんの人が訪れている。行ってみると…

ダブリン個展滞在日記 day 5

アイルランドのダブリンに来て4日目。街の中心地テンプルバーのギャラリーで個展をしている。作品は数点売れた。が、欲は溢れるものだ。もう少し売れたらいいと思う。どこにいても作品が売れるかという課題が残る。今回は50万円の大作をふたつ運んできた。…

ダブリン滞在個展日記 Day 4

すっかり疲れが溜まってきて、起きるのも遅くなってきた。展示2日目。ギャラリーでオーナーと待ち合わせした。開けるとすぐにお客さんが来た。日本人だった。昨日の夜に東京の友達から、バイオリンを弾くマサくんがダブリンにいて、ギャラリーに行くからよ…

ダブリン個展滞在日記 day 3

お昼にオーナーのマークとギャラリーで待ち合わせた。着くとちょうど鍵を開けているところだった。前に会ったのがアメリカのマサチューセッツ州で2019年だから6年振りだった。 久しぶりの再会に話しながら、オープニングに向けて準備した。マークがディレク…

ダブリン個展滞在日記 day 2

時差のせいか、20時ころに寝て、5時ころに目が覚めた。ずっとやらなきゃと考えていた作品のプライスリストを作成した。終わった頃には9時になっていた。 宿の前のカフェでコーヒーとドーナツを5€で買って食べた。1ユーロが180円だったから900円。日本の2…

ダブリン滞在個展日記 day 1

アイルランドのダブリンのギャラリーに到着した。北茨城市の家を出て、350km長野県岡谷市に家のヒナコを預けて、翌日成田空港からアブダビまで8時間。そこからまた8時間。北茨城からダブリンまで一万キロの旅。 展示するための作品を制作して、それをダブリ…

100年前と今で比べたら

惹き寄せられる。100年前。再評価というわけでも、真似しているわけでもない。人間が生きることと社会との関係を問う活動という点で自分と重なっている。何ひとつ答えは出ないまま、時代は転がっていくだけで、それに対して、問いを投げることがそもそもの創…

宇宙に対して消えかかった信頼

朝目覚めたときに日記を書くのがいい。けれど、そうとも限らない。この文章は三日間ぐらい書いてはやめて、忙しいとタイミングを逃すこともある。午前中は草刈りをした。曇っていたから、いつもより長い時間やってしまった。休憩中、携帯もなかったので、ク…

すべての朝は目覚めと共に。

朝起きると、まず草刈をする。昼間は暑過ぎて、外では仕事にならない。ここ数日は、種蒔きをしたコスモスの手入れをした。来週、一緒に種蒔きした支援学校の中学生がスケッチに来る。その子たちが楽しみにしていると想像すると、やる気も倍増する。 空き家、…

零れ落ちる思考をメモすれば

朝5時に起きた。まだ太陽は隠れていて涼しかった。6時から草刈りした。今朝の草刈りは、市内の特別支援学校の高校生たちと種蒔きしたコスモス畑。7月中旬に植えて、もう花が咲きはじめている。 今年の夏は異常に暑い。気温は30度を超えている。だから朝早く…

未だ見えない道を書く

父から電話があった。癌で入院するからマイナンバーカードのコピーを送って欲しいと頼まれた。そんな必要あるのか、と疑ったけれど、まあ、父が頼むのだから、送ればいい。癌は3度目だけれど今回も治ると言っていた。退院したら鰻を食べに行こうと話した。 …

常識の反対は非常識。よりもっと広い可能性。

お盆ということで、妻の実家、長野県岡谷市に来た。どうにも家族が得意ではなくて、にしてもお盆は、家という単位の一部にならざるを得ない。だから前向きに、貴重な家族の時間を過ごした。 気を遣ってくれたのか珍しく、妻が松本市にある民藝館に行こうと誘…

ここではないどこかへ。そのままの自分自身を連れていくために。

まとまらないまま書くことも必要で、考えること、感じること、書くことは、それぞれ異なる効果がある。考えるとは、物事を突き詰めていくことで、例えば、なぜ働くのか、なぜ戦争するのか、その理由を問うようなとき、考えるという行為になる。 感じるとは、…

何をしているのでしょうか。

「何をしてるの?」 子供がなかを覗いて質問してきた。 神社の拝殿の天井の色を塗っていた。だから 「色を塗っているんだよ」と答えた。 子供と話すとき、シンプルになる。単純に説明しないと理解されない。ぼくは天井の色を塗っている、それ以上に説明する…

自分の未来を彫刻するメモ

「作り続けること。制作に毎日没頭することだ。考えるのではなく、思うがままにつくれば、きっと進んでいく」70代半ばのギャラリー・オーナーが言った。それは経験から達観した教えだと感じた。 8日間の個展が終わった。搬入を含めば9日。制作期間は1年以…

読めない文字が描く社会の余白

展示に向けた制作も残り3日。金曜日は搬入だからもう仕上げに近い。今日は作品の撮影をしてもらった。友人のカメラマンが毎回ヘルプしてくれる。友達のヘルプこそきちんと対価を払うべきだ。経済は血液や水だ。 展示は収穫だ。日々の暮らしのなかで材料や題…

混乱する社会のなか、どこへ向かっていくのか、自分自身が目指す道をつくるために。

していることを伝える重要性は、まだそれが果たせないうちには、単なる妄想や狂気でしかない。それをメモなり絵なり言葉なり、何かのカタチにしたとき現実のものとなる。しかし、それが現れたとしても、ほかの誰かに伝わらなければ存在しないと同じことにな…

生活と芸術の1日の傑作。個展のお知らせ。

生活と芸術。今朝は6時に目が覚めた。パンとコーヒーを用意して畑にいる妻を呼んだ。妻は犬の散歩のために5時ころから起きている。 朝食を済ませて、トラクターを動かして、花畑を耕した。木曜日に特別支援学校の高校生たちが、コスモスの種蒔きに来てくれる…

人間のあらゆる注意を収益化する方法への対策としての制作。

「わたしたちは、今や人間のあらゆる注意を収益化する方法をみつけたのです。A Iは注意捕獲装置として働き、それをお金に変えるのです」 元Google CEOのエリック・シュミットがこう発言している記事を見た。もちろんSNSで。ハッとして恐ろしくなった。ミヒャ…

暮らし自体が空想に包まれている。そのイメージを遮るものがない。自然はどこまでも許容してくれる。

2000年ころから働いた先輩に会いに行った。10年くらい一緒だった。会社を立ち上げた先輩と朝から晩まで。音楽業界の戦友という感じか。先輩は7月でアメリカのLAへ旅立つ。日本のカルチャーを世界に広めるために。数年ぶりの渋谷駅は複雑になっていた。目的…

根っこは芽を出し幹と枝を伸ばす。それぞれの枝を伝って今現在が作られていく。

51歳になりました。まさかこんな歳になるとは想像もしなかった。そんなものか。年齢についてテーマがある。20代でやったことで30代を生き、30代でやったことで40代を生き、つまり50代は60歳を迎えるためのステップ。その一歩を踏み出した。 28歳のとき芸術家…

お金より大切な時間の使い方

時間は有限。誰にでも一日24時間が平等に与えられている。しかしそれをどう使うかについては明確な答えは存在していない。「とにかく働け」というメッセージだけが発せられている。けれど、お金を稼いだところで、どうしろという指示もない。というか、ある…