いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

毎日の仔細な出来事を採取記録して明日をつくる。そのためにぼくは書く。

昨年から岐阜県中津川市の古民家を活用する方法を探ってきた、青山さんと打ち合わせした。ぼくは、この家ために同じ市内の加子母での木の伐採のワークショップに参加し小屋をつくった。ここで繋がった杣人(きこり)の協力を得て、古民家の裏山で木の伐採のイベントを今年の夏に計画している。

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古い家は、木でつくられている。至ってシンプルだ。安全も危険もない。人間が日々を過ごす空間を提供しているだけだ。その始まりは「巣」だ。ぼくは、そもそものカタチに立ち返って思考をやり直す。

もし森があるなら、木を伐採して製材して乾燥させれば、それを使えるはずだ。

青山家の古民家での計画は、

1)囲炉裏の復活。
この作業には古民家に詳しい人のサポートが必要かもしれない。

2)森をキャンプ場に。
参加者を集めてやるだけ。
音もあったら楽しい。

3)森の木からの小屋づくり
建築的な小屋ではなく、より原始的な小屋をデザインしたい。それこそ巣だ。計画して青山さんに提出する。

5月24日に下見して
8月の末辺りに実行したい。
逆算して7月上旬にはアイディアを固めたい。

住む人間が自己責任で生活する自然の家。古い家は材料も自然から取られるのだから、家は自然そのものだ。誰かが責任を代替できるものじゃない。古い家に暮らす思想が必要だ。それが古家採取活生計画になるのかもしれない。

 
夫婦で作品をつくる
コラージュ・アーティスト
檻之汰鷲(おりのたわし)
http://orinotawashi.com/