いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2018-01-01から1年間の記事一覧

生活をつくるために<構想ノート>

思いついたことをメモするだけで明日は変わる。頭の中から取り出しておけば妄想は現実に変わる。それがノートだ。生活をつくりたい。思いのままに生活を編集できたら無敵だと思う。そもそも生活とは何だろうか。生きている理由の根源を突き止めたい。「生活…

音楽がぼくのアートの根っこにある

フジロックフェスティバルに参加して20年近くが経つ。10代に音楽が好きになって、20代にパッケージされている表紙の絵や写真が好きになって。ぼくのアートは音楽がルーツだ。20代のはじめに、野外のコンサートに行って、山のなかに、大自然のなかに…

「生きるための芸術2」を出版するために。

タイミングがやってきた。お笑いで知られる「よしもと」と展示企画することになりそうだ。面白いことやってるからと声を掛けてくれた。ギャラリーや美術館でなくても、ぼくたちのアートをより多くの人に届けることができるなら、それは願ったり叶ったり。 こ…

One of thesedays 92

サーフボードが折れてしまった。修理の仕方を調べてみると、FRP樹脂とガラスクロスが必要だと分かった。あとの研磨する道具は持っていた。乾燥に24時間かかるので、表と裏で2日間作業した。直したその日に海に行って波に乗ったら、また折れてしまった。や…

なんのために生きるのか。83歳、山崎さんの問い。

市役所で山崎さんに会った。山のうえに住んでいる自称90%仙人の83歳。長い髭と真っ白な長髪がまさに仙人、もしくは宗教家のような風貌をしている。 山崎さんは「そう言えば、ワイン飲みに来るって話してたね」と。冬に会ったときのことを覚えていてくれ…

Time is not for sale.

1日の出来事。起きて活動しているのは16時間だから960分。時間はお金なのか。朝起きて、パンにバターを塗って砂糖をかけて食べる。牛乳の入ったコーヒーを飲む。起きて30分ぐらい過ぎる。今日は9時50分から歯医者なので、それまでに市役所に月報…

爆発する芸術。蔡國強(さいこっきょう)と「ギャラリーいわき」のこと

蔡國強を知っているだろうか。火薬を爆破させて描く作品や群れをなす狼の剥製で知られる中国出身の芸術家。今日は、その蔡國強(さいこっきょう)が作品を抱えて日本でギャラリー回りをしていた頃から現在に至るまで、ひとりの芸術家がどうやって世界で突出し…

One of thesedays 88

繰り返す毎日のなかで、何か考えたことや頭に浮かんだこと、行動したこと、誰かと話したこと、読んだり見たりしたことを、ここに記録している。1日の基本は創作活動にある。生活すべての最優先事項が作品をつくること。10年くらい前に、どうしたら作品を…

釣れない釣りについて思考する

朝、起きて海まで走った。目的地の長浜海岸に出ると船がいた。何かを捕っている。浜には釣り人がいる。今日の海はいつもと違う景色をしていた。思い付いて、少し先の平潟港まで走ることにした。最近、釣りをはじめてから、海のことが気になって仕方ない。釣…

One of thesedays 86

生活を開拓している。やろうとしていることは、下記のグラフで説明できる。ここ数日は、自然と採取の領域を調査した。 つまり、できるだけ、おカネを使わないで自然にあるものを利用して、何かを採取する。採取するのは価値あるもの。食べ物でも貨幣でも楽し…

"no expectation"(期待しない)

"no expectation"(期待しない)が、最近、我が家の合言葉になっている。インスタグラムにコラージュの絵を投稿したら、海外のアート系のウェブサイトからコメントが入った。 「君の絵が気に入った。わたしたちのサイトで紹介させてくれ。詳しくは、プロフィー…

生活の芸術、限界の向こう側へ。

新しいことをはじめようと思って、できない理由はいくらでもあるけれど、やりたい気持ちを最優先する。そうすることにしている。初期衝動ファースト。パンクロック、ヒップホップ、ストリート由来の音楽が教えてくれたこと。けれども同時にやれない理由もす…

One of thesedays 83

アトリエには朝から来客があった。アトリエにしている古民家の元家主の有賀さんが、草刈りをしてくれた。もう自分のものではない土地なのに。そうしたら、キジが卵を抱えているのをみつけて教えに来てくれた。 キジは桃太郎に出てくる程、日本でポピュラーだ…

One of thesedays 82

朝起きると晴れていた。海に行くことにした。外に出ると、市役所から草刈りに来ているおじさんが「サーフボードあったけどやってるの?」と話しかけてきた。「やってると言っても、つい最近始めたんです」「わたしも30年位やったよ。まだサーフィンてスポー…

One of thesedays 81

月曜日から2日間アルバイトをして、サッカー観戦をして朝まで友達の家で寝てしまったので、生活のリズムが狂っている。朝、アトリエにしている富士ケ丘小学校で、北茨城市の地域おこし協力隊、都築さんとの打ち合わせ。市からの依頼で、新しくできた公園で…

One of thesedays 80

朝起きたら友達のガレージだった。昨日、ワールドカップを観ながら飲んで、ここで寝てしまった。明け方に起きて常陸太田市から北茨城市まで帰って、朝から老人介護施設で旗づくりをやった。旗づくりは、誰でも参加できるので、こうした施設からのオファーが…

One of thesedays 79

バイト2日目。朝起きて、アメリカで描いた鳥の絵にチフミにサインを入れてもらって、現場へ向かう。今日の午前中はシンセンくんは予定があるので、ひとりで作業した。昨日のホームセンターで教えてもらったようにタイルをグラインダーでカットした。次は、タ…

One of thesedays 78

月曜日。昨日の夜、アルバイトの準備ができていなかったので、朝起きて、アトリエに寄って大工道具を車に積んで、常陸多賀へ向かった。8時30分に駅待ち合わせだったので高速で行くことにした。地方とはいえ、朝は道が混む。高速を使ったおかげで8時35…

One of thesedays 77

6/17 日曜日いわき市田人のモモカフェの10周年に参加した。先月、田人で開催されるアートイベントの会議に誘われていったら、それは前日で、町の会議をやっていて、そこにいた方々が暖かく迎え入れてくれ、縁を頂き、モモカフェに参加することになった次第。…

One of thesedays 76

朝からアトリエにお客さんが来た。3月に開催された桃源郷芸術祭で、ツアーに参加した学生さんとその友達が、北茨城を訪ねてきてくれた。桃源郷芸術祭のコーディネーターの都築さんと、今年は一緒に企画する予定だと話してくれた。 もうひとりお客さんがあっ…

One of thesedays 75

44回目の誕生日がきて、免許の更新にいった。違反者講習は月に2回しかやってなく、また日を改めることになった。フジロックの出店のために保健所に検査にいった。毎週火曜日が提出日で、これも日を改めることになった。帰りに市役所の食堂でお昼を食べる…

One of thesedays 74

「俺はさ、職業50回は変わったよ。続かないの。飽きたら仕事と暮らす場所変えるの。最長で6年。むかしは、身ひとつで仕事させてくれたよ。身分証とかなくてもね」 長浜の海で遊んでいると、散歩している老人が話してくれた。「こんな俺でも年金払っていた…

One of thesedays 73

昨日、図書館で借りた釣りの本にヒントがいっぱいあった。できるだけお金を使わない釣りの方法が載っていた。釣りの世界には「1.場所、2.エサ、3.仕掛け」という格言があるそうだ。 ぼくは釣りの初心者で、拾った竹を竿にして、お金をかけないでやろうとして…

One of thesedays 72

朝起きて、走りにいく。長浜海岸。曇り空。海は波がうねっている。荒れている。久しぶりに走る。走るのは、やると決めたことやるトレーニング。長浜海岸まで片道3km。やると言ったらやる。それができれば、人生結構楽しめる。 スーパーでお昼ご飯の買い物を…

One of thesedays 71

6月11日 月曜日雨。朝から降っている。市役所に夏のポロシャツの打ち合わせにいき、帰りにホームセンターで材料を買って、昼に歯医者にいった。お婆さん2人が「若いときに歯医者にいっておけばよかったと思うのよ。けれど忙しくてね。年取って歯が悪いの…

One of thesedays 70

作家やアーティストと名乗る人と会うとき「何をつくっているのか」という話になる。金曜日に笠間の陶芸学校を卒業して北茨城市に拠点づくりに引っ越してきた市川さんの歓迎会で「市川さんは、どんな作品をつくるのですか?」「わたしは陶芸ですが陶器ではな…

One of thesedays 69

師匠と呼んでいる有賀さんのハイキングが開催されるので、朝9時に北茨城市の花園キャンプ場に集合した。有賀さんは、市役所で測量の仕事をしていたので、北茨城市の地図を詳細に理解している。地図を作ってきたとも言える。 去年は師匠がガイドする山登があ…

One of thesedays 68

朝、海へ。風があるのでサーフボードだけ持って行ったけれど、波がほとんどないので、引き返して、筏のペットボトルも運んできた。 海のうえを筏で歩く。アメンボみたいな。海から浜を見るとチフミがお爺さんとしゃがんで何かしている。話を聞くと、魚釣りの…

one of thesedays 67

打ち合わせのため東京に。新宿まで高速バスで移動。「ゾミアー脱国家の世界史」を読む。この本はすごい。読むたびに、新しい発見と感心に打ち震える。ページを閉じて考えて、また読んで。大切に読んでいる。なにが面白いかと言えば、国家のシステムを暴いて…

思考する絵画

アート。芸術。魅了されて止まらない。なぜか。アートは何にでも変換できる。それは答えがないからだ。だから、答えをつくることができる。例えば、生きることが芸術だと言いたい。なぜ生きることが芸術なのか。その問いに答える。自ら設問して、問い続ける…