いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

One of thesedays 73

昨日、図書館で借りた釣りの本にヒントがいっぱいあった。できるだけお金を使わない釣りの方法が載っていた。釣りの世界には「1.場所、2.エサ、3.仕掛け」という格言があるそうだ。

ぼくは釣りの初心者で、拾った竹を竿にして、お金をかけないでやろうとしていて少しも上達しない。たまーに釣りにいくけれど、成果はほぼない。チフミはまったく期待してない。それでも「釣り」という行為に魅力を感じていて、機会をみつけては挑戦している。

昨日、朝海まで走ったら、波がうねっていたので、今日はサーフィンができそうだ、と張り切って釣り道具を持って海に出掛けた。

波は激しくうねっていて、波の余韻でサーフィンの練習ができた。チフミはそのあいだ、先日、お爺さんに教えてもらった砂虫を捕獲した。

サーフィンにも疲れたので、釣りの本を参考に釣りスポットを探した。けれど、波が強くて浅瀬で釣りができなかった。サーフィンに適した波の日は、釣りに向かないことが分かった。場所を変えて港へ行って釣りをしてみたけれど、小さなカサゴが一匹釣れただけだった。小さいので海に返した。小物とは言え、まったく釣れなかったのだから快挙とも言える。魚を釣るというより、こうやると釣れない、という消去法を実践しているようで、道のりは長い。次は、波の穏やかな日を狙ってやってみようと思う。

午後は、引き続き、屋台をつくった。骨組みをバラして、屋外に組み立て直した。屋根の作り方を検討して、家の裏の竹を伐採した。竹はアジア特有の植物だ。東南アジアでは家までつくる。アトリエがある地域、揚枝方でも、竹の処分に困っているから、竹を材料に使いたいと思っていた。こうやって制作していても、少しずつしか進まないこともある。昨日、真木さんが言ったことを思い出した。

「ひとつずつコツコツやるしかないよ。やったことしか結果は出ないから」

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