いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2015-01-01から1年間の記事一覧

バルセロナ記 - 1 アイディアと出来事のメモ

バルセロナにきた。2013年の旅で友達になったマーク・レディンの個展をみるために。成田が12時発で24時にバルセロナ空港についてタクシーでNAVASに向かった。着くとパーティーになっていた。マークと同じ地区にギャラリーとレジデンスを運営す…

硬直する現実を創造世界でトレースして未だない領域を試みること

昨日は、嫁と2人で朝から晩まで作品づくりに没頭。この瞬間こそ至福のときだが、いつもそうしてられないのはなぜかと思う。どこを見渡しても安定した人生を送っている人なんて何処にもいないし、一体全体、生きるとは、なんでこんなややこしいのだろうか。た…

30年後の未来を考えてみたら東京は首都でなくなり、生きているものを治すには医者が必要で、ところで社会や国家は誰が看るんだ?

気がついたら、ボルダリングの仕事と作品づくりしかしてなく、嫁のチフミも実家にいたので、あまり人と話していなかった。朝は5時に目が覚めて頭に浮かぶことを書いて、部屋を片付け洗濯して、8km走った。走るのは、予め距離を決めて絶対に諦めないのがルー…

どこから来てどこへ行くのか。モンスターの夢をみてずっと目覚めない大人の話

近頃は、朝起きたときのイメージが鮮明で、夢だったりをハッキリ覚えている。今日はドイツのロックバンドCANの1stアルバムのアートワークで目が覚めた。 そう言えば、これは誰の絵なんだろう。ロック・アルバムの表紙は、ぼくにとってアートへの入口だった…

師とヴィジョンと友達が人生の3つの宝。これから出会う友達のために。

夢をみた。どうにもうまくいかない状況で、もっとよくするために、部屋をひとつ借りたが、結局必要ないことに気がついた。目が覚めて、物事を好転させるために、何かをプラスする解決方法をやめることにした。 仕事をつくりたい。どうしたら自分の好きなこと…

空き家解放の考察に関するノート2

新しい物件の空き家再生を計画するために津島にいった。物件は元呉服屋で400坪もある敷地に展開するお屋敷。小さなアパートで生まれ育った自分は、大きな家に住みたいと夢見てきたけど、こんなに大きな家は必要ないとついに思えて、可笑しくなった。オーナー…

空き家解放の考察に関するノート

昨日、夢で壁を登る男が言った。「もっと計画的にゆっくり登るんだ。」なるほど最近は、なんでも思い付きを行動にしてトライ&エラーを繰り返してきたけど、もしかしたら、完全犯罪のような計画的な実行の仕方もあるのかもしない、と目が覚めて気がついた。こ…

夢を追い続けるサッカー選手に出会い、デュアル・キャリアをプロデュースすることになった話

スポーツ選手は、みんなが充分なギャランティを貰える訳でもなく、続けるためにアルバイトをするケースもあると知ってビックリした。ぼく自身も、ずっと音楽を仕事にしてきて、ミュージシャンが音楽だけで食べていくことが難しい現実を知っているし、いまも…

やりたいことはあっても、どうやってやればいいのかを知らない。だから、やってみる。最初は分からないことも2度目は簡単なことだった。

おはよう。世界の片隅で小さく生きる檻之汰鷲です。昨日チフミが実家の片付けを中断して東京の家に戻ってきた。目的は、クライミングジムの看板をつくるため。新宿駅から徒歩5分の立地にあるボルダリング・ジムには看板がない。路面に出す立看板はあるけど、…

人のつくる社会のなかで、何をしてどのように活動していくかのシミュレーションゲーム

土曜日に岡谷から東京に戻り、株式会社サイボウズが主催するフューチャーセッションの3回目に参加した。どのグループも社会問題を解決するために、さまざまな用語を駆使してその画を描いていた。しかし、その画には登場人物が不在で誰がどうするという行動の…

自分が興味あることに向かって動けば、それは必ず答えてくれる。

93年続いた嫁の実家の銭湯が解体されるとのことで岡谷市へ来た。銭湯の解体は材を取るために手作業でやっている。主な道具はバール。窓などは既に外されていた。長い歴史がある銭湯には、別れを惜しむ人が訪れてくる。81歳の通称タケちゃは、一族の記憶を写…

生き延びるための技=生きる技術

溢れ出して止まらない想いがある。それを何と呼ぼうか、スピリッツ、精神や魂。ネバーギブアップザンビアで出会った生きる達人が言った。「みんな兎を追いかけるが途中で止めてしまう。諦めなければ、諦めた人の分まで手にはいるのに。ネバーギブアップは、…

小さな1枚の絵が、誰かの毎日をそっと照らす光になれたら、と思う。

柳宗悦の民藝が好きで、急に作品をみたくなり、駒場東大前にある日本民藝館にいった。生活のながの芸術はぼくのテーマでもある。 オープンの10時を目指していくと、山の手線は満員電車だった。人は密集すると殺気立って笑顔も消えてしまい、本来の優しさも一…

失敗にしろ成功にしろ、それが結果か過程かを決めるのは自分で、未来はいつだって未知だ。

朝起きて旅の本の序文を書いて、編集者にメールした。庭に生えてきたミントを摘んて紅茶を沸かす。モロッコで覚えたミントティーが飲めた。チフミが姉の子供の面倒を見るために出掛けて、ひとり何をしようかと考える。11時にWebデザインを手掛けてくれている…

空き家改修プロジェクト延期の騒動から撤収までの顛末

まるで半年間の夢を掻き消すように一週間が過ぎていった。空き家再生を目指した空村プロジェクトは夢の地図だけを描いて終了した。理由は空き家のオーナーとの信頼関係をつくれなかったこと。その1点に尽きる。そしてぼくは、生まれ育った東京に未だ暮らして…

いまいる場所から遠くを眺める

エジプトからアーティストインレジデンスで東京に滞在しているアラムに会った。アラムが東京の日常的なカルチャーを知りたいと言うので、友達のライブに誘った。外国人と一緒にいると、俯瞰した目線で東京を見れて新鮮になる。アラムは6月に個展をやる予定で…

模索しているからこそ、状況の確認把握をする。重要なことを自分でみつける。

朝起きてオーダーの作品をつくる。ベニヤを貼り合わせる。やってみると作品づくりの体力、集中力が低下していることが分かった。チフミと2人でパネル2枚を組み合わせるだけで、道具がない材料がないと2階と1階を行き来する。アトリエや工房、道具の適所適材…

生きることが芸術であるなら、死もまた芸術である。自分の手で人生を完成させる、死をデザインすること。

祖母は「疲れた。悲しい。悔しい。」と言った。母と嫁と、神奈川県の野比へ、祖父の墓参りと老人ホームの祖母に会いにいった。祖母の言葉を聞いて涙が溢れた。どうして人は生きなければならないのか。ぼくはずっと疑問に思っている。人生に疲れたり失望した…

自分を信じて人生をつくること

夢だった。死んだ友達とキャンプに行って、最近の出来事を話した。はっと目が覚めて、涙がたくさん出た。悲しかったというより嬉しかった。ぼくは、生きている実感がなくなることがある。どうなるか分からない方に道を選らんで進むうちに、この人生も夢なん…

暮らしを芸術にするためのプロジェクトが始まる

昨日、空村のミーティングがあった。2月末の見学ツアーを終えて一段落した。4月から引っ越して、津島での生活が始まる。家を直しながら生活して木工に親しみ、その技術でボートをつくる計画だ。空村を運営する芸術家の村の柚木さんは、空村となる空き家を引…

買う必要のないものを買ったら最後、やがて、 なくてはならないものまで売り払うことになる。

頭のなかで、アイディアや想いがとぐろを巻いて、奥深くに隠れて、全体を掴みようがない。ときたま、片鱗がキラっと輝き閃きを感じるが、それを捕獲するには書き留めるかスケッチしなければ、すぐに逃げてしまう。本を出版する編集者と話して、いまある原稿…

ぼくらは国民でも市民でもなく、どんな肩書よりも等しく人間である。

日曜日、父親に会って、昼から夕方まで酒を呑んだおかげで、月曜日の朝から、頭のなかが散らかった感じだった。昼に30分間、坐禅をすることにした。座っていると、いろんな考えが浮かんでくる。どうでもいいことばかりで嫉妬や焦りがほとんどだった。足が痛…

毎日の仔細なことを書いていたら追いつかないが、これこそがぼくの畑だから耕して価値を育てる。

絵をつくりたい。とは考えているものの、それ以上に生活をつくり変える作業に追われている。成り行きで、譲ってもらうことになったクライミングジムのマットやホールドを津島に持っていくトラックの手配をした。その費用をつくらなければ。ザンビアでお世話…

やると決めたことはやる。 約束を守る。 必要ないことはやらない。

いくつも仕事を抱えて忙しくなると、会う人に対する礼儀や熱を欠いてしまうことがある。自分は、そんなつもりがなくても、相手の方が本気度が高ければすぐに見透かされてしまう。問題や関心事への当事者意識がどれだけあるかで、結果は明らかだし、場合によ…

創造が消費を超えたとき、想像が人生をつくるようになる

やりたいことがあり、それに向かって進んでいて、ときに疲れることもある。そこで、自分を動かしてこそ、すべてが動く。週末の空村ツアーが終わり、明けた月曜日の朝、重い頭と身体をようやく起こす。朝のこのミッションをクリアするだけで、一日の勝負は半…

日々の仔細な出来事をテキストにしてサンプリングソースをみつけるためのノート

雨が上がって月が見えた。それだけで宇宙を感じた。いったい人類はいつから月に暮らすんだろうか。池袋から深夜バスに乗って愛知県津島市向かった。これからぼくら夫婦が暮らす町。なんてことない中途半端な地方。それはまるで自分のようで愛らしい。特別な…

夫婦でアート活動する檻之汰鷲の夫、生きる芸術を実践する生活者イシワタノリオと申します。

朝5時に起きて6時30から10時までの清掃アルバイトが生活のリズムをつくっている。「早起きは三文の得」という諺があるが、実際に得る徳は、それ以上のものがある。仕事なので絶対に寝坊できないから毎朝、クソ早い時間帯から頭を働かせることになる。…

ローカルから始まる生活革命

多くの人は「移住とは地方で暮らすこと」と捉えているが、ぼくは、もっと別の角度から、移住から始まる生活革命の話をしてみたい。移住とは田舎で暮らすことではない。地方とは都市の反対語ではなく、場所を指す言葉で、英語にするとローカルで地元という意…

作家が死んでも作品は生きている。生きている芸術に出会ったこと

本を出版するために紹介してもらった編集者のところへ話しにいった。別の編集者の紹介で「生きる芸術」の出版企画を持ち込んで、その返事を待っていた。既に、この本はいまは出せない、という回答をもらっていたが、担当編集者がはっきり言う人で納得すると…

負けを認め、また挑戦すれば、それが次へのステップになる

自分の弱さを知った。座禅を30分やろうとしたが、足の痛みに我慢できず崩してしまった。時計をみるとあと3分だった。たったそれだけでも、自分に負けてしまった。知らずのうちに負けていることがたくさんある。夕方、クライミングジムにいった。目標にあと少…