いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

バルセロナ記 - 1 アイディアと出来事のメモ

バルセロナにきた。2013年の旅で友達になったマーク・レディンの個展をみるために。成田が12時発で24時にバルセロナ空港についてタクシーでNAVASに向かった。着くとパーティーになっていた。マークと同じ地区にギャラリーとレジデンスを運営するエリアのところで展示から盛り上がっていた。

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タイからきたMr.Zenの個展。ちょうど2年前に来たときも、彼の作品が飾られていた。現在ツアー中とのこと。東京にも来るらしい。こんな展開がアートにあるんだったとパワーを再認識した。このスペインのNAVASに自分のローカルがある。友達に再会。新しい文化が湧きだすポジティブなエネルギーが溢れている。
マークは去年からさらに、倉庫に一部屋増やしていた。そこに泊めてもらう。エリアのギャラリーもほとんど完成していた。そこでは、コロンビアのアーティストの展示が開催されていた。タイポをテーマにした広いスペースを活かした展示。

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場所をつくることが、いまのアート活動の最重要項目に思う。今回は、マークにどうやってお金を得ているのか詳しく質問するつもりだったが、会ってすぐに、お金がない、と笑っていたので聞くまでもなかった。なくてもやりたいことをやっているだけんだろう。ギリギリなんとかやっているんだろう。

寝る前にいろいろアイディアが浮かんだ。場所をつくるなら、楽しくするしかない。天のテラスの神話や北風と太陽のように。津島の仲間たちと、なにか企画してみたい。実際には人が集まらなくても、ひとりでも2人で仲間が増えればそれがいい。

キーワードにバラして再構成したら、わかりやすく新しい展開がつくれると気がついた。

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場所
空き家
アート
伝える
移住
地域活性
ネットワーク
出版
ECサイト
価値
生業
再生
マルチ・ハビテーション
高齢化
デュアル・キャリア
企業とのコラボ
ソーシャルビジネス

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上記のキーワードで計算式をつくる。
■空き家+ECサイト+マルチハビテーション。
 津島版のR不動産。
 物件がユニークで夢が膨らむこと。
 手に届く条件と値段設定であること。
地域活性+デュアルキャリア+ノマドを実現するために、
空き家+ECサイト+マルチハビテーションという式が成り立つ。
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ボルダリングのプロモーションも地図に落とし込んで、宣伝する地域を明確に展開してみたい。異なる駅の周辺で、いまよりもターゲットを絞れば新規獲得の可能性はアップする。
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バルセロナへの移動中、柳宗悦の民藝40年を読んだ。民俗学は、その時代の失われつつあるものに光をあてる学問。
その意味で、空き家は面白い。ミッシングリンクの発掘だ。いまは忘れらているものだが、すぐに失われたものに変わってしまう。
岡谷浴場の写真を集めて冊子をつくろう。
それを空き家コレクションのモデルケースにしたい。


アイディアと出来事のメモ。

夫婦で作品をつくる
コラージュ・アーティスト
檻之汰鷲(おりのたわし)
http://orinotawashi.com/
生きる芸術のための生活者
石渡のりお
norioishiwata@gmail.com