いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

生活芸術日記2022.0511

朝から炭の袋詰めをした。炭をノコギリで切って袋に入れる作業。炭を早く窯から出し過ぎたので、木の部分が残っていて硬い。それを「ねぼえ」という。炭焼きは自然を駆使した仕事なので毎回加減が異なるところが難しい。

午後は今年から活動する地域おこし協力隊が挨拶にきた。演劇をやっている子で、演劇を中心に活動していくらしい。地域活性という仕事をその目的だけに囚われないで、自分のライフワークとして取り組めるなら、地域おこし協力隊の3年間は有意義だと思う。人生のなかで会社のような営利の追求だけに追われずに過ごせるのだから。

その一方で「営利」という活動が社会の大半を占めるのだから、その経済活動にも大切な側面があるとも考える。その意義をもう少し理解できればお金を稼げるかもしれない。しかも秘めたままで、その魅力を伝える魔法がいい。というのも、金銭獲得だけに活動の意義を見いだすのも限界がある。それだけでは破滅的なサイクルになるように思う。