いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

「生きる つくる 働く」 本の構想メモ

ここ数日、ここに文章を書いて、それを並べてみて全体の構成が見えてきた。とにかく手を動かすのがいい。文章は長すぎず誰でも読める単純な方がいい。難しく書くことは簡単でも分かりやすくシンプルに書く方のは難しい。

去年の夏、ぼくらのレジデンスに滞在制作してくれた山根さんのエピソードからはじまる。山根さんは記憶巡る作品をつくっていて、最初の記憶についてインタヴューしてくれた。「最初の記憶って何ですか? 覚えていますか?」それは伝聞なのか、親が撮影した写真を見たことで記憶されているのか、それともほんとうに覚えているのか。曖昧な記憶のカタチを手探りで言葉にしていく。

1.はじまりの記憶
生きるのはどうしてこんなにもややこしいのだろうか。子供のころ誰もが無邪気に遊んでいたのにそれが続かないのはなぜか。成長して自分のチカラで生きていけるのか、か大人たちからの問い。将来何になりたいか。その問いに正解を出すために嘘をついてしまう。この社会にやりたい仕事なんてないのに。無理やり就職活動しても続かず、結局は好きなことを続けてしまう。それでもいい。むしろ好きなことを抱えて生き延びることの方がずっとシンプルなのではないだろうか。熱中すること。

 

2.ふたりのチカラ
ぼくは妻のチフミとふたりで一緒に作品をつくる。パートナーと協力して生きること。二人で作品をつくるきっかけや理由など。これは改めて文章にしておきたい。

 

3.移住
生きる場所について。生まれる場所は選べないけれど、生きていく場所は選択できる。受け入れられる場所こそがそのひとがいるべき場所。でもいまの社会は、受け入れられない場所でもお金のために留まってしまう。そのことによって心が枯れていく。動物や植物を参考に。

 

ペットボトルの筏
このブログに書いた2本目の原稿をもとに修正。短くしたい。ペットボトルの筏の作り方を掲載する。

桃源郷
人間と自然について。里山、庭について。土地や土について。地方と都市について。「動いている庭」ジル・クレマン参考に読んでみる。

この論文も参考になるかも。http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/kiyou/pdf_25-1/RitsIILCS_25.1pp.59-74YAMAUCHI.pdf

生活芸術商売
作品をつくって売ることについて。

廃墟の結晶
廃墟を改修して生活をつくる。


井戸茶碗
廃墟暮らしに水がないことから友人が井戸を掘ってくれ、その穴から粘土が出た。その粘土で陶芸をやろうとしている。土を巡る物語。炭窯づくりについて。器が作れればそれは井戸茶碗になる。

100ページぐらいに収まれば読みやすい本ができる。
タイトル
「生きるための芸術3 いきる つくる 働く 生活芸術編」