いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

やるべきことを整理しながら、ここ数日の記憶にダイブして、採取記録する。

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1.
遡ること土曜日。江ノ島オッパーラでライブをした。17年続くバンドNOINONE。中学生のときに音楽を好きになってパンクロックに出会い、セックスピストルズ、クラッシュ、ラモーンズブルーハーツ。バンドに憧れ、ボブマーリーを聴いて初めて音楽で泣いた高校時代。

2.
あの頃の夢がNOINONEで実現している。パンク、ハードコア、ヒップホップ、ジャズ、テクノ。好きな音が渾然一体となった唯一無二のスタイルで認められなくても、信じる音を出してきた。バンドNOINONEは、これでいい、というパフォーマンスとサウンドスタイルが17年目にして完成した。

3.
そのライブを津島の友達が見にきてくれた。出会いとタイミングに導かれて。続く未来と過去が交差する地点。

4.
翌日、午後2時に板橋区の家を出て、夜7時ころに津島に着いた。夜10時に高円寺AMPギャラリーの大黒くんと合流。アーティストのオギさんと2人で東京から来てくれた。

2人は名古屋で開催された日本オオカミ協会のイベントに出席した。ちょうどオオカミの作品を作っているので、意気投合する。

オオカミは時代の象徴として流行るだろう。食物連鎖の頂点であり、自然のバランスを司るアイコンとして注目が集まっている。ぼくが注目する古い家も100年。オオカミが滅んだのもその頃。100年という単位を見直す作業をしている。

5.
月曜日の朝、神様の温泉に2人を案内する。200円でこれ以上ない湯質で完全にノックアウトされる。湯が効く。この温泉はこの辺りでは最高の風呂。

6.
その後、津島の友達のひとり羽場さんの吉祥寺へ。カレーをご馳走してもらう。羽場さんは、津島の長屋に入居の希望者でもあり、つまりプロジェクトのメンバーだ。羽場さんは循環エネルギーの導入を検討している。話題は地中熱利用。

7.
吉祥寺でお菓子とお茶まで頂き、長屋に戻り、改修している部屋の隣の掃除をした。大黒くんもオギさんも働いてくれ、すっかり生活空間になった。屋根、壁、床があれば、掃除さえすれば、キャンプ目線からすれば、どんな家でも快適な空間になる。

8.
夕飯は、みんなで1品ずつ調理することにした。オギさんと大黒くんが料理が上手いことを知る。チフミは得意料理の餃子をつくる。飲んで喰って、しているうちに、津島の友達ヒエイさんが帰宅したと連絡があり、町屋へ移動。アート談義で盛り上がり1時頃帰宅で就寝。

9.
翌朝、10時にカフェ出店希望者の内見。羽場さんが来てくれ、打ち合わせ。しかし、カフェ出店希望者には具体的なイメージはなく、平均80人は集客したい、という無茶な設定のみ。残念ながら話にならず、見送り。

10.
何かをやりたいのであれば、何をどうやりたいのか、どう実現するつもりなのか。もしくは情熱がなければ、話にならない。

11.
江ノ島でのライブから、津島到着からの来客で、楽しく過ぎた週末から今日まで。さて、やるべきことを整理て、この津島の長屋をつくるプロジェクトを進めたい。

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夫婦で作品をつくる
コラージュ・アーティスト
檻之汰鷲(おりのたわし)
http://orinotawashi.com/