ずっと生活と芸術の一致を目指してきて、北茨城市で改修してきたARIGATEEで、ひとつの理想を描けた。それを「ココニアル」と名付けた。
地方や田舎には「何もない」と言われるけれど、ここには、草や木、水、土、などの自然がある。何もないどころか生きるために必要なすべてがある。
このARIGATEEという場所にある「ココニアル」ものを最大限に活用したとき、何を表現できるのか。何かを買ってくるのではなく環境のなかに利用価値を見出すこと。
「ココニアル」とは、コロニアル(植民地)の変種。コロニアル(植民地)が、国外に人が移り住み、本国政府の支配下にある領土のことなのに対して、ココニアルとは、あらゆる境界線を無くし、ここにある者と物が協同する理想郷を出現させる。
桃源郷芸術祭2019出現した
「ココニアル」