いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

One of these day 26

4月24日火曜日

晴れ。
朝8時起きる。
昨晩は、ヒッチコックの映画を観たけれど、英語がさっぱりわからなくて、途中で寝てしまった。モノクロ映像のシャープさと撮影された時代の人や建物、インテリアが見れて面白かった。

朝食にキヌア。キヌアとは、南米アンデス山脈の地方で、数千年前から、食用されている植物。マークの彼女がペルー人で、一緒によく食べるとつくってくれる。

9時
スタジオへ寄ってから、ホームセンターへ。日本もアメリカも世界中、ホームセンターはいつも便利。額をつくるための紐を買う。

帰り道、街に並ぶギャラリーの窓からいつくかの作品を眺める。やっぱり「これぐらいでいい」なんて必要ない。

午前中スタジオで作品をつくる。マークと話しているうちに、新しいイメージが湧く。午後は、それをやることにして、昼ごはんをつくりに、アパートへ。


作業をしながら6月に予定している個展のアイディアが浮かぶ。

構想メモ
「ニホン・アート・事始メ」個展。
アートとは何か。と考えてみても、やっぱり分からないので、アートはこうだ。「FUN(愉しみ)」「EXITING(興奮)」「PARTY(祭り)」と決めることにした。アートに答えはない。あらゆる可能性が試され提案される。学校で習う美術だって、歴史が積み上げてきたほんの一部にしか過ぎない。だから自分で考えて提案する。すべての表現者が「今」という最先端を切り拓いている。
もし、ぼくのつくった作品が気に入ってもらえるなら、エキサイティングな体験を提供できるなら価値が生まれる。ぼくは今年の夏、ボートをつくろうと思っている。これはこの3年ほどの目標だったこと。それを実行するのにおカネが必要なので、絵を売りたい。個展はエキサイティングな興奮の詰まったパーティーだ。ぼくの好きなことを詰め込んで、遊びに来てくれた人と愉しい時間を過ごしたい。ぼくのアート作品があなたの人生を彩ることができれば幸いだ。


北茨城市から預かってきたデザインの仕事をする。帰る場所があるのは、旅人にとって心の拠り所になる。

プロンビンスタウンの家を描いた絵が完成。もうひとつ、湿地を描いた作品も完成。考えるよりやってみる。やってみたところに新しいアイデアが生まれる。イデアとアイデアを組み合わせて、新しい絵を描く。

とても当たり前のことなのかもしれないけれど、これを続けてみたい。

 
夜。
テレビで水についてのドキュメンタリーを観る。細かいことは分からないけれど、地球上のほとんどが水でつくられている。自然の景観はまさに。アクリル絵の具に水を混ぜて、絵を描くことと同じだ。だから、色とカタチを組み合わせて、絵を描くことができる。10年前に、こんな絵を描きたいと思ったような作品に近づいた。

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