いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

惑星の未来を想像する者たちへ

基本的に、仕事は自分でつくるものというマイルールを課して半ば強引に人生設計をしているコラージュ作家夫婦の檻之汰鷲です。「おりのたわし」とは、わたしの名前、石渡のりおのアナグラムで、意味は、檻に囚われた鳥が鷲のように大空を飛ぶこと。

実は人間にも想像力という翼があるが、その使用方法は誰も教えてくれない。さらに実は、大空を舞う鳥も歩くように楽に飛んでるのではなく、全力で疾走していると直感したことがある。
つまり歩いていては、飛ぶことができない。昨日友達が書いていた。「少」し「止」まるが「歩」くだと。その反対は、ザンビアで教わった「Work is run, it is not move.」だ。想像力を跳躍から飛翔に変えるには、全力で走るしかない。

考えて立ち止まることがないように日々生きていくための法則がある。

1. 好きなこと/愛するモノゴトは、信じれば必ず返してくれる。

2.友達は約束も待ち合わせすることもなく突然現れる。

3.予定していることより偶然を優先した方が奇跡が起こりやすい。

4.お金は道具。奴隷になるな。支配しろ。100万円のために奴隷になるなら10万円の支配者になれ。

5.もっとも貴重な資源は時間だ。24時間はすべての人間に平等に与えられている。

6.足るを知り、欠くを楽しむ。

7.諦めないこと。諦めなければ、失敗は経験であり成功へのステップでしかない。

8.やりたいことは声に出して伝える。何度でも。

2011年の震災をきっかけに、いまの社会のあり方に疑問を持ちライフスタイルをつくることにした。常識の範囲内で生きていては、誰かを犠牲にしてしまう。しかし、その圏内には安全と安定が約束されている。だから、その圏内で生きてきた人は口を揃えて言う。
「就職してきちんとした暮らしをしなさい。」
もちろん、この呪文には効力があるが有効期限がある。本人が生きている間は安定した暮らしが手に入るらしい、未来を犠牲にした代わりに。今か未来か。選ぶのは自分次第。ぼくは人間という生き物が好きだ。

問:どうして人間の生態をもっと科学的に分析し研究し尽くして、ほんとうの楽園をつくろうとしないのだろうか。

答:ひと世代で楽園をつくることはできず、数世代に渡り社会をコントロールすることは、独裁や狂気と呼ばれてしまう。ひとりの理想はすべての人間には当てはまらない。

問:ではこの惑星の未来を想像する者は、どのように生きればいいのか。

答:好きなことを生業にして、ひとの役に立つことを仕事とし、お金の奴隷にならず、旅をするなら、遺跡や景色やマーケットではなく、ひとりの人間と出会うために足を運び、必要のないことはせずに、消費するよりつくることを楽しみ、小さな仕事で大きな生活圏をつくる。

僕はそう考えて生き方をつくってみている。うまくいったこと、駄目だったこと、どれも共有して未来をつくっていきたい。