いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

これから先の夢を語ろう。それは2018年の現実になるから。

ニューヨークからフジロックフェスティバルでの仕事経由、3泊4日の旅から、東京で次の旅の準備をしている。 今日から長野県岡谷市のチフミの実家に寄って車をピックアップして、月曜日に愛知県津島市に戻り、8月5日頃から、三重県志摩の漁師村の安乗の空…

ニューヨークギャラリー出会った「太古から未来を繋ぐカタチ」Matthew Ronay

ギャラリーを巡り歩いているとウィンドウから奇妙なカタチがあった。近づいてみると、こんな作品。木でつくられている。 展示はこの作品をつくるMatthew Ronayがキュレーターを務めていた。 ステートメントより-----創作の源流は、いくつもの方向へ広がり、…

ニューヨーク ギャラリーPACE PRINTS 偶然出会った「Daniel Heidkamp」の風景画。

ニューヨークのギャラリー街、チェルシーを歩いてヘトヘトになった頃、嫁のチフミが、一軒のビルの看板をみつけ、その絵が見たいと言った。 PACE PRINTSというギャラリー。 3階のそのギャラリーに足を踏み入れた途端、目に留まったのがこの作品。 Daniel Hei…

ニューヨーク現代アートのギャラリー その1「Blackness in Abstraction」

ニューヨークのギャラリーを巡り、自分たちの展示の宣伝をしてきた。この地のギャラリーで展示される作品のクオリティは世界基準。それらの作品を見るだけでも勉強になった。ぼくらの好きな方向性を再確認し、ひれ伏すような作品に出会い、やる気に満ちてき…

最後につくった作品を売りに街へ出た。ストリートで展示して作品を欲しい人を探す。

今日は最後につくった作品を売りに街へ出た。ストリートで展示して作品を欲しい人を探す。住んでいるアパートの最寄り駅近くでは、ぼくら日本人夫婦は、すっかりお馴染みになって、コピーDVDの販売を一緒にやろう、と誘ってくれるブラザーもできた。 作品を…

どこにいても制作が生活と心の平穏。未知の場所で創造の旅に出ること。

残すところニューヨークの滞在も3泊4日。たくさんのギャラリーに行って、次の展開の営業をしながら、たくさんの愛おしい作品に出会った。アートの森を彷徨いながら、進むべき未来が見えてきた。 朝起きて、作品がつくりたくなった。ニューヨークでの経験を…

築80年の家の廃材がニューヨークで起こした奇跡。

ブルックリンの展示初日。水を買いにいった嫁チフミが、知り合いがいるはずもない、ブルックリンのストリートで呼び止められた。 「あなたは日本から来たアーティスト?わたしは、あなたの作った箱を持っているのよ。」 それは、今年の春、ニューヨークでの…

ブルックリンでの展示初日。思考すれば細り険しくなる道。それでも先へ進む勇気と希望がある。

何のために制作するのか。人生、心の平和のため。それは個人的なこと。制作には2つのベクトルがある。ひとつは、感情的なこと。もうひとつは、作品が語るすべてのこと。感情的なことを語る術は、このようにテキストでカタチにしてきた。それが「生きるため…

主役は誰なのか。絵は何を語るのか。それを知るために書くこと。

ギャラリーにタイトルやサイズ、値段などの資料を提出する期限だったので昨晩まとめて作業した。今朝は起きてから、プレスリリースを作成。 ぼくら夫婦の作品と活動は、ギャラリーの枠に収まりきらないと考えている。もちろん、作品はギャラリーに展示される…

世界で最もシンプルな24ドルの家。

朝起きてティピの仕上げ作業。午前中ずっと縫い物。考えてみれば縫い物も自分たちの手法になっている。 あり合わせの材料でつくるチフミの昼メシを食べて、またティピの制作。数日前には頭の中にぼんやりとあったカタチが目の前に現れた。 家の前で撮影して…

作品を日常に出現させたい、ストリートで展示する計画

朝起きて、身体が運動したがっているので走りに行った。周辺のことは分かってきたので海を目指したがたどり着かなかった。あとで調べてみたら、もう倍走らないと海には着かないことが分かった。 昨日の続き、ティピの生地を縫う作業を始めた。縫い物をしなが…

24ドルでティピの制作をスタート。太古のカタチ、蛍の光を見た日

朝起きて、いよいよティピの制作を始める。近所の99セントショップでチフミが発見した袋を張り合わせる計画。ティピの柱は、拾ったモップの柄と壊れたテントのポール、それと99セントショップで売っている竹のトーチ。材料代で24ドル。これぞサバイバルアー…

シンプルさとは、全部を削っても残ってしまう諦めの果てに見えること

昨日はチェッラがバーベキューパーティーに招待してくれた。7月4日はアメリカの独立記念日で昨晩は近所の家々がホームパーティーを開いて遅くまで盛り上がっていた。ほんとうにこの街の人々は音楽が大好きだ。昨日も朝から制作して夕方、チェッラのバーベ…

You can make it if really you want /World is yours

「携帯電話を見過ぎるから集中力がない」とチフミに言われた。腹が立って「そんなこと関係ないし集中力は充分ある。」と言い返した。 それが2日前のこと。腹が立ったので携帯電話を見ないことにした。することは作品をつくることだけ。 そうやって取り組ん…

I’M NOT HERE

朝からオススメのセントラルパークへ。頭の中には制作中の作品たちがチラつく。イメージを捕らえたと思っても目の前に現れた途端、次の理想に姿を変える。公園を歩いているとジューイッシュ美術館を発見。オープンが11時なので入り口から様子を覗いて、メト…