いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

ニューヨーク ギャラリーPACE PRINTS 偶然出会った「Daniel Heidkamp」の風景画。

ニューヨークのギャラリー街、チェルシーを歩いてヘトヘトになった頃、嫁のチフミが、一軒のビルの看板をみつけ、その絵が見たいと言った。

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PACE PRINTSというギャラリー。

3階のそのギャラリーに足を踏み入れた途端、目に留まったのがこの作品。

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Daniel Heidkamp。マサセッチュー州のウエイクフィールド1980年生まれ。ブルックリン在住で作家活動をしている。

生まれ育った田舎の風景を切り取ったペインティングは、シンプルで素朴。その優しい風景に目を奪われた。
ギャラリーが配布している資料を読むと、同郷のWinslow Homerにインスピレーションを受けたと書いてある。その他、1920年代に漁師村で制作したEdward Hopperというアーティストの名前、Marsden Hartley、Stuart Davis、Mark Rothko、Milton Averyが挙げられている。

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Winslow Homer

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Edward Hopper

日本を旅して風景画を描いてみたいのでとても参考になるラインナップだ。そしてDaniel Heidkampがまさに。