いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

これから先の夢を語ろう。それは2018年の現実になるから。

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ニューヨークからフジロックフェスティバルでの仕事経由、3泊4日の旅から、東京で次の旅の準備をしている。

今日から長野県岡谷市のチフミの実家に寄って車をピックアップして、月曜日に愛知県津島市に戻り、8月5日頃から、三重県志摩の漁師村の安乗の空き家に滞在する。2014年に計画したことが2016年に現実になった。明日の予定のように未来を想像すれば、それは現実としてやってくる。

ぼくは空き家に暮らし、ソーラーパネルで発電して、カヌーに乗って海と遊ぶ。これはまさに2014年にイメージした未来だった。追い続ければカタチになる。必ず。まずは自分が自分を信じなければ他に誰も信じてくれる人などいない。

であるなら、これから先の夢を語ろう。それは2018年の現実だ。

ぼくは英語を勉強し続けて、世界の人々とコミュニケーションをしたい。継続することだ。その時間を確保すること。今年の冬は、制作に没頭したい。新しい技術とカタチを手に入れたい。
海外で展開できる可能性を模索し続けること。まずの締め切りは8月31日。ジャパンハウス。ロサンゼルス、サンパウロ、ロンドンを巡る日本をテーマにした巡回展の公募。課題は日本的な作品。

ぼくは自分の活動がとても日本的だと思っている。なぜなら、宮沢賢治宮本武蔵柳宗悦に影響を受けているから。それは自然と芸術の道だ。それをどのように言葉に落とし込み、日本的な芸術だと伝えればいいのか。それは課題。

ニューヨークで出会ったアート作品を調べるうちに分かったことがある。作品が先ずあり、その後に説明や物語がある。だから、もっと作品づくりに没頭したい。なぜ芸術家が貧しいのか。分かった。貧しいのではなく、芸術以外を必要としないからだ。絵の具の方が、贅沢よりも食べ物よりも大切だからだ。

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青山、表参道、辺りの路面の空き店舗や空き家を利用してギャラリーを2日間だけ出現させる。来年の春か今年の冬にやりたい。音楽があってバーがあって人が集まり、ここはパーティー会場でもある。ソーラーパネルで電力を賄う。これが作品。

秋から冬の間に「古家採取活生計画」の原稿をまとめる。これは2014年から2016年の活動記録。人生そのものを芸術にするならば、活動記録をまとめ続けることだ。2017年には、いまよりも、日本と海外を行き来してアート作品を発表しているだろう。2018年には、海外に拠点を移して制作に没頭している。イメージできることは、すべて現実になる。

何処にいても、目の前の風景を切り取りたくなる、それが旅人の心だ。そんな気持ちのまま生きていきたい。

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