いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

生活芸術日記2022.0504

妻の実家で過ごしている。エリック・ホッファーの「情熱的な精神の軌跡」を読んでいる。彼の文章、彼について書かれた文章などが編集された本。労働する哲学者として知られている。なるほど、哲学者といえばエリートだけど彼は違っている。経験したことから思考している。思考の技術を磨くために本を読む。

 

「初めてのこと、今のこと」という本を読みたくなった。ホッファーが、原始と1970年代を重ね合わせるように書いた本。

 

「永遠平和について」カント、「気流の鳴る音」見田宗介の2冊をアマゾンで買った。

 

思考すること、文章を書くことも自分の表現のひとつだ。お金になるかどうかよりも、書くことがあって、それを作品としてまとめられるかどうか。次の本に向けて吸収している。

 

朝食を取りながらテレビを観ていたら、探検家たちが紹介されていた。沈没船を調査する探検家は、写真を合成して模型をつくることで大型の探査に比べて圧倒的に低い予算でたくさんの場所を調査していた。やっぱりいろんな場所で制作したい夢がある。

 

ホッファーの本にこんな文章があったのを思い出した。

神の模倣は、近代西洋特有のダイナミズムを生み出し、芸術家、探検家、発明家、商人、実務家が「人間はやろうと思えばなんでもできる」と感じた。