いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

生活の抵抗/ガンジー/ブルース/糸車

「みんなの湯に行くよ」と友達から連絡があった。みんなの湯とは北茨城にある温泉でいわゆるお金を払って入湯する施設ではなく、石屋の神永さんが掘り当てた温泉で、諸事情から商売にしないで仲間たちに開放している秘密の場所だ。 掘り当てた温泉は温度が低…

生きるための、すなわち死ぬための芸術論

「哲学とは何か」という問いを立てることができるのは、ひとが老年を迎え、具体的に語るときが到来する晩年をおいて、おそらくほかにあるまい。 ドゥルーズ+ガタリ 母も父も本を書くのが夢だった。学生の頃は小説を書いていた。母はいつか、本をつくるつも…

感覚すること

最近は本をよく読む。本は未だ知らないことを体験させてくれる。教えてくれる。その世界を案内してくれる。本は読むだけでなく実践するもの。そこで得た知見を自分にインストールして行動するもの。そのつもりで哲学や思想の本を読んでいる。行動したことの…