いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本には見えない美しさを愛でる感覚があった。だから日本の職人の仕事は美しい。

先週末に開催した土壁のワークショップは、いろいろ盛り上がって、個性的な壁になり過ぎて、、。さて、その壁をどうしようか改めて観察したところ、浮き上がっている箇所もあるのでやり直すことにした。 今日は雨だったので桶に溜まった雨水を混ぜるうちに、…

「誰かがやりたいことを具現化してお金をつくる」という働き方の実験。

経済は後回しにして、自分が信じることをやりたいように生きてみれば、理解者や仲間が集まり、可能性があちこちに芽吹き始めている。 これは自然現象だ。あちこちに興味という種を無駄に時間を費やして蒔いてきたからで「お金のために働く」の全く反対のこと…

原始未来生活のススメ<原案>

2035年ぼくは60歳。どんな社会で、どんな暮らしをしているのだろうか。人口は2010年をピークに減少し、2100年には明治時代の中頃まで下がると予想され、人が集まる都市部では、高齢者が100万人増えるのに対し、若者は100万人も減ってし…

気が向く方に進めば、思いもしない未来が展開する法則

家を直すようになって、古い家が愛おしくて、朽ちているほど、気になってしまう。津島を散歩していると、屋根が陥没した六角堂の放置されたお寺があって、きっと神様が、そのままになっているだろうから、ぜひとも寺を修理したいと思い、余計なお世話ながら…

2014年からの人生のあらすじ。命を守る家のつくり方

家主と空き家との出会い2014ぼくたちがDr.Kevinに出会ったのは、2014年の夏だった。Kevinは、愛知県津島市に築80年の長屋群を相続して困っていた。300坪の敷地に4棟の家が並び、そのどれも古くなっている。2世帯の家族が住んでいるので、Kevi…

腐朽した梁の交換方法。木造建築は部位ごとに交換できる。

梁が腐朽していた。シロアリ被害も重なり、木材はミルフィーユ状で、何処まで使えるのだろうか。木を叩いてみても素人には、判断しかねる状況だった。 普通なら諦めて専門家に依頼するところを「やってみよう!」という家主のDr.Kevin。木を適当なところで切…

DIYイノベーションにより開発した「トレスパシオ(特許出願中)」という軸組み木造建築の後付け補強技術について

トレスパシオ・フレームウォール工法(Trespacio Frame Wall 工法)(特許出願中)は、ツーバイフォー材を使った新しいフレームウォール工法で、軸組木造住宅が完全に倒壊することを防止することを優先して住人の命を守ることに着目し、木質の専用補強構造体…

考えて立ち止まれば、生きることは、とても重いことなんだけど、1日という単位に落とし込めば、なんとか自分の両手両足と思考と身体で、乗り越えることができる。

古い家がたくさん余っているのに、新しい家が建てら続けていて、昨日テレビでは、アマゾンの森林が違法に伐採されていると報道していたが、その日本人は放射能を海に垂れ流し続けている。 見渡せば胸が締め付けられような出来事ばかり。だからこそ、どうやっ…

2016年が始まった。すべての人間に平等に与えられた365日のために。

年末に岡谷市の本屋で、宮本常一の文庫「海に生きる人びと」を買った。バルセロナでボートに出会ってから忘れられなくて、いつか自分でつくるぞ、と企み、家を改修することにした。その計画通り、舟が近づいてきた。 木曽川でレガッタの体験があることを知っ…