いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

One of these day 23

12時間寝て
朝5時に起きる。


今回の旅に誘ってくれたマークもすぐに起きてきた。友達とは不思議で、出会うときは、約束も待ち合わせもしない。ある日突然出会う。

日本語を教える。マークは、オオカミとクマを覚えた。日本語が表意文字だということに感心を持っている。考えてみれば、日本語は世界のなかでも、類を見ないほど複雑だ。

朝9時。ライフドローイングにいく。実は、初めてモデルを前にスケッチをする。モデルは男だった。彫刻みたいだ。5分ずつポーズが変わる。カタチを捉える練習。シンプルにカタチを捉える遊びということにする。シンプルにカタチを捉え色で影をつける遊びということにする。やったことないことに取り組むときは、新しい遊びをつくるようにやる。

 

マークが財布をなくしたと言う。昨日バーに行ってなくしたらしい。ありえない。

 

昼を食べに。名物のクラムチャウダー。スープに7ドル。高いのか安いのか。とても美味しい。


アートショップにカンヴァスを買いにいく。ついでにマークが昨日飲みに行ったバーに寄る。ここはアメリカなのに、まさかの財布がみつかる。プロンビンス・タウンは平和な街。

 

マークの案内で、自転車で半島を走る。道なき道を走り過ぎて後戻りできない。アメリカ。でかい。

 

15時
スーパーで買い物をして、アパートに寄ってチフミの様子をチェック。明日には動けそうだ。水をボトルに汲んでスタジオへ。

 

シーズンオフのスタジオには、電気も水もない。ないければないで、なんとかなる。水が少なければ、少ないなりに絵を描くこともできる。この環境でしか生まれないカタチがある。less is more. 

 

夜、バーに飲みに行く。お店で流れる音楽が名曲過ぎて、涙が出た。

 

help!

I need somebody
Help! Not just anybody
Help! You know I need someone
Help!

 助け合うことは素晴らしい。

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