いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

欲しいものがあれば、生産者になるか消費者になるか。どちらかの道しかない。

津島で仲間となった先輩、羽場さんと朝合流して農協にいった。野菜が安くてチフミが喜んでいた。
そのあと、しげんCafeにモーニングへ。

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資源ゴミを持ち込むと現金で買ってくれる、もしくはポイントを貯めてカフェで利用できる。老人が集まり、ゴミを運んでいる。まるで未来のような光景だった。

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偶然にもオーナーの浅井さんと話すことができた。

「行政がゴミをやってもお金がかかるばかりだから、民間がやるべきだ。先日、岐阜に系列店をオープンした。やりたい人がいればノウハウは教える。ゴミも出す側に気持ちがなければ、リサイクルはできないよ。」
羽場さんがやっぱり愛なのよ」と言った。

岐阜の地中熱の会社に向かう途中、長良川の眺めは、川に木々が映り美しかった。雄大な自然がのびのびと繁っていた。

地中熱は地下との温度差を利用した技術だ。自然の摂理を利用しているから無理がない。その代わり膨大なエネルギーを獲得できる訳でもないので初期投資が必要で、地熱はまだ、家庭用には実用的な技術ではない。今日訪ねた会社は、その研究をしていた。研究者のような社長は、丁寧に技術と現在的な意義について説明してくた。

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2011年の震災を前後するころにスタートしたプロジェクトで、ようやく岐阜市に1軒につき100万円の助成金を出すところまで進めたという。家庭用にとコストを極力削減して200万円。なんとかしたい。お金がなければ、どうすればそれができるのか考えればいい。消費者になるのか、生産者の側に立つのか。どちらかしかない。


夫婦で作品をつくる
コラージュ・アーティスト
檻之汰鷲(おりのたわし)
http://orinotawashi.com/