いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

One of these day 21

4月18日水曜日

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朝5時30に起きる。
朝日を拝む。マークと今日の計画を話す。
昨日はマークの近況をきいた。アイルランド出身で、スペインのバルセロナの倉庫を改造したスタジオで絵画やオブジェの作品をつくる。ここ数年は、アイルランドのダブリンのギャラリーエージェントと契約して順調らしい。ここプロンビンス・タウンのDNAギャラリーとよい関係をつくりながら、アメリカへの進出を計画しているらしい。マークは、信頼できる理解者を増やしながら、活動するのがいい、と話してくれた。

 

プロンビンス・タウンという場所を感じて、ここで出会うことをモチーフに作品をつくる。いい作品ができる気しかない。

 

朝食のあと、マークの案内で周辺を散歩。スタジオの裏には、キツネの森が広がって、ところどころに小さな沼が点在している。森の小径は、かつて鉄道の線路だった。プロンビンスタウンは、アメリカ大陸に最初に上陸したメイフラワー号が着いた場所だと教えてくれた。ここからアメリカの歴史がはじまっている。

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森を抜けると、海まで砂漠が広がっている。砂漠と海と空。この景色から絵を描きはじめよう。

 

マークは、キャンバスに絵を描く。ぼくたちは、ウッドパネルに絵を描く。考えてみたら、キャンバスの方が持ち運びに適してる。キャンバスに絵を描いてみようと思う。素材はなんでもいい。都合がよければ。

 

スタジオで作品づくりの準備をしてポルトガルのサンドウィッチ屋さんでランチ。そのあとホームセンターで材料のチェック。移動用にレンタルサイクルをしようと思ったけど、1日25ドルと高い。マークが交渉してくれ、100ドルでチフミ用のマウンテン・バイクを買う。自分はマークが貸してくれたギャラリーの自転車。

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レストランで食事すると高いので、スーパーマーケットで食材を買う。街で買い物を済ませて、帰ってきたら4時。少し休憩して、スタジオで日が暮れるまで作業する。アンチョビを買い忘れた。

 

買い物の荷物をアパートに下ろして、スタジオへ。同じ目的の友達だから、何も言わずに制作に没頭する。日が沈むまで作業する。

 

アパートに戻って食事。チフミが料理してくれる。

 

アートを作ること。そのベストな環境をつくること。それを経験している。これをArigatee でやりたい。北茨城を日本一アーティストに優しい場所にしたいと思う。