いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

中途半端に生きるなら死んだ方がマシなのか。

朝起きて犬の散歩をした。それだけのことを喜んで歩く姿に対して、なぜ人間はたくさんのことを我慢して、喜びを遠ざけてしまうのだろう。 例えば、朝起きて、ご飯を食べて、また寝る、ただそれだけで一日を過ごすなんてことができないのか。いや、その食べる…

どうすればみんなの人生はもっとよくなるのだろう

信じられないような暮らし方をしている。誰かにそれを話したい。成功している訳ではないけれど不安はなくて、けれども単なる自慢のようでもあるし、これを言葉にしてしまうと、消えてしまうような、ほんの小さな幸せの芽が出ただけのこと。 年始に「アントピ…

ほんとうにやりたいこと。ありますか?

レイモンド・ウィリアムズが指摘したようにそもそも「芸術」の原語artとは、古来、人々の種々の技術や技芸を指す言葉だった。しかし資本主義的商品生産が増大するなかで、モノの使用価値を、金銭的な交換価値に限定したり帰したりする動きが盛んになる。そこ…

どこへ向かうのか。行き先を知るために言葉に表す。

「わたしはなるべく世間から遠ざかるように暮らしているのだが、それでも私なりにいろいろ感じることがあり、世間の人に聞いてほしいと思うこともある」 「春宵十話」岡潔 本が好きだ。いつも何か読んでいる本が手元にあって、機会があれば興味ある本をみつ…

君は地球を感じて生きていますか?

妻の実家で快適な年越しを過ごし、いつもとは違う気持ちで北茨城の我が家に戻ってきた。炬燵に美味しい食事、お酒、テレビもいいけれど、木を割ったり運んだり、水が凍ったり火を焚くような自分の身体を動かしてつくる生活が心地よくなっていることに気がつ…