いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

生きることを家が教えてくれた。

愛知の長屋が火事になった。6年前に改修を手掛けた家だ。家賃を安くすれば好きなことをして生きていける、そう閃いてぼくは空き家を探した。素人のぼくに家を直させるなんて、そんな発想に付き合ってくれる人は、ほんとうに稀だと思う。ところがそんな人が…

あれから20年。この先20年。

あれから20年が経った。20年前、ぼくは交通事故に遭い、その年の秋に親友が死んだ。彼は27歳だった。 そのときにぼくは本気で生きる決意をした。やりたいと思うことに全力で取り組むこと。ぼくは自信がなかった。つまり誰もぼくを評価してくれる人が周…