いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとが争いを止めるために

戦争が起きている。ロシアがウクライナに侵攻した。その背景について両側から正義が論じられている。同じとき、ぼくは平和に暮らしている。同じときに争いに巻き込まれる人々がいる。どうしてひとは争いを止めることができないのか。 戦争に比べたら、ほんと…

夫婦芸術家の現在地について

「どうして絵を描くのか」妻にそう質問されて考えた。はじめは絵を描いてそれが認められて世界で活躍できたらいいな、程度の妄想だった。あとは会社で働き続けるのが無理だという限界もあった。将来のことを考えたとき、会社で働いて給料を貰っていても何者…

何かに抵抗し、生きるために表現をしている

どうして生きるとはこんなにも複雑なのだろうか。それに答えるために表現をしているのかもしれない。なぜ生きているのか。そんなシンプルな問いにも答えられない。ただ曖昧なままに言葉は意味の間に沈んでいく。だからせめても言葉を紡いで、自分なりの進む…

働くことは走ること

北海道から帰ってくると、炭焼きの師匠から電話があった。 「家の前の木を切ったからいつ取りに来れる?」と言われ 「明日行けます」と返事した。 翌日に行ってみると、大量の木が切り揃え並んでいた。驚いた。庭木を切った程度の話しかと思っていた。72歳…