いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

けもの道と子供の時間

裏山を散歩して、カモシカに遭遇した。その森の中に現れた存在と、振り向く眼差しに圧倒された。テレパシーのようなコミュニケーションがあった。ぼくは、自然界の新入りだった。 いま暮らしている古民家の裏山を散歩しながら、岩を探している。この4年ほど…

あまりなにもない日の収穫

まだ冬だ。先日、火鉢をみつけて、使ってみた。炭を寄せ集めて火をつけると、これは暖かい。ほんものの火は、いくら眺めても見飽きない。オレンジや黄色に燃えている。 ここ数日は、うまくいかなかった。親切で貸してもらったチェンソーのオイルとガソリンを…

夢や願いを叶えるには、たくさんのことを諦める。

中津川の古民家で冬を越すと決めて、気がつけばもう立春。暦のうえでは春になった。この冬は念願だったアート作品の制作に没頭する数ヶ月を過ごしている。朝起きてから寝るまで作品をつくることばかり。それでも生きていけるようになった。とても不可能なよ…