いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

貨幣価値を捨て、象徴価値を拾う【バベルの象徴】について

生きるためには、働かなければならないと当たり前に考えられている。日本の社会では、お金を手に入れないと生きていけないと考えられている。しかし、そのお金は生きるためにではなく、商品やサービスに費やされ消えている。気がつけば、消費のための労働シ…

やりたいことを考えた。素朴で欲のない美しい作品をつくりたい。

82歳の老人と立ち話をしたら、盲目のピアニストのコンサートで感動したエピソードを聞かせてくれ、また行きたいと言っていた。また鑑賞したいという気持ちを起こさせるほどの作品をつくりたい。その道程は長く遠い。 今日、家を解体した古材が出たと聞い…

社会が進化すると、人間は退化する。

According as the society has been evolution, human being has been devolution.

成長期を過ぎて老齢に入った日本社会を愛おしくハグするような思想と行動が必要だということ。

寝る前に閃いた。戦後から驚異的な成長を遂げた日本社会は、いよいよ高齢化を迎え、その安全かつ快適な着地点を必要としている。高度成長は既にピークを過ぎて、下降線を辿っている。しかし、経済力を落とす訳にはいかないから、国家をマネジメントする側は…

生きた時間が増えれば、生きられる時間は減る。限りある人生を豊かに。

箱をつくっている。これは、昨年のグループ展に出した作品で、改修中の長屋の廃材を使っている。家を解体すれば、産業廃棄物になる。つまりどの建物も未来のゴミだということだ。マンションが建てられた最初期は永遠に壊れないという都市伝説があったと60…