いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

アイディアはメモしないと消えてしまう。だからこして書いて現実に残す。

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可能性がたくさん湧いてきているのでメモしよう。バリ島での滞在制作をしている。高校生のときの友達、ツトムが紆余曲折、サーフィンの波を求めてバリ島にたどり着いて、現地で結婚して土地を買って、ヴィラを経営している。昨年12月のマルイの展示で、アートコレクターのハイロ氏とツトムが共同で作品を購入して、バリ島のツトムのヴィラに届けてくれ、その縁でバリ島での滞在制作が始まった。アートコレクターのハイロ氏も高校の同級生。

 

人生何が起こるか分からない。ツトムはコーチングという、コンサルのようなこともしていて、一緒に過ごすすべての時間が、どのように生きていくのか、というメッセージに溢れている。

 

ぼくは妻のチフミと絵を描く。その作品をどう売って、豊かなライフスタイルをつくるのか。そればかりを考えてきたけれど、新しい目標が見えてきた。どうやって作品を売って、アーティストとして生きていくのか。ツトムはハイロに相談すればいい、とアドバイスをくれた。当たり前なんだけれど、なるほど身近にアートをプロデュースするプロフェッショナルがいた。相談しよう。

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売れる作品をつくろう。そうすれば、みんなハッピーになれる。ぼくの夢は世界を飛び回ってアート作品をつくること。夢とは叶いそうにないこと、だとツトムは教えてくれた。夢は自分を動かすエネルギーになる。夢が叶いそうになったら、次の夢を設定すること、そうツトムがコーチしてくれた。

叶わない夢を人は見ることができない。だから、夢の抽象度を高めて、ぼんやりした景色をイメージする。どうやってやれば良いか分からないような途方もない夢を見て、その目標までのルートを考える。目標までのルートを考えることをオブザベーションと言う。これはボルダリングで学んだ。

 

日本を離れると日本を俯瞰して見ることができる。日本にはなくてバリ島にあるもの。日本でやれそうなこと。バラック小屋は素晴らしい。身の回りの材料でつくることができる。竹細工の建築も勉強になる。日本は竹の使い方を忘れてしまった。バリ島からその技を盗める。北茨城の揚枝方にバラックと竹の小屋を建てよう。今年は、揚枝方をアートの里にする基礎をつくる。

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ツトムのヴィラにマンゴーの種を植えるプロジェクトをはじめた。これは夢だった。5年前ザンビアでマンゴーをたくさん食べて大好きになって以来、いつかマンゴーを育てたいと思った。だからマンゴーを食べて種を取り出して、ペットボトルで芽出しをしている。1週間ほどで芽が出る。種を蒔こう。やがて芽が出て収穫できる。あちこちに夢の種を蒔こう。