いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

One of thesedays 65

朝起きて朝食を済ませて、車に乗って海に向かう。ほんの10分。お気に入りの長浜海岸。サーフボードを持って海に入る。波に向かってパドリングする。

とにかく海と戯れたい。海にいる理由が欲しい。だから、舟をつくるし、ペットボトルの筏もつくった。けれど、今までは寒かったり、波があると遊べなかった。そこでサーフィン。数回しかやったことないし、まったくの未経験者レベルだけど、はじめてみた。今日が最初の日。

今日は波があまりなくて、初日には最適だった。中古で買ったボードも悪くない感じだし、何より朝から海に入って1日がはじまるのが嬉しい。1時間ぐらいチャレンジして波もなくなってきたので、帰宅して、山側のアトリエに。

午後は、茨城県の職員さんが訪ねてきた。いま県では、茨城県の県北エリアを芸術村と設定して、アーティストやアートイベントを仕掛けるコーディネーターの移住者を募集している。これが「アートによるまちづくり」の地域おこし協力隊の募集。つまり、ぼくが北茨城でやっていることと同じ仕事。

 

www.iju-join.jp

7月17日まで募集してます。

 

地域活性は日本全国でやっているけれど、アート、つまりクリエイターに特化しているのが茨城県アートでまちを活性化させようという試み。それはアートで起業できるまち。そんなのできるの?という疑問もあると思う。村上隆さんの芸術起業論は、それに当たるけれど、成功し過ぎてて参考にならない。でも実は、派手でなくても堅実に創作で生きているヒトはたくさんいる。とくに地方は、家賃や生活費のコストを抑えられるから、クリエイターが生きていきやすい環境と言える。

 

まあ、何かを表現して、それを経済活動に変換して、社会参加して生きていく。市や県が、そのチャレンジをサポートしますよ、という話。

 

ぼくは現在、2年目で、素晴らしい制度だと思っている。学校を卒業すれば、待ったなしで、社会参加を強制され、おカネにならない表現は、淘汰されていく日本社会のなかで、3年という期間、改めて自分の表現活動と向き合い、社会に還元していく道筋をみつける。もちろん、表現形態によって課題は異なると思うけれど、時間とおカネが必要なのは、誰でも同じこと。

ぜひ、興味ある方は、チェックしてみてください。