いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

新作。アートオークションに出品

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波打つ石
stone hit the wave
キャンバス、木、ペインティング
840mm × 640mm

眼は瞬間の連続を捉える。時間の流れのなかで、瞬間はなく、それは動いている。けれども、瞬間を捉えれば、それは永遠になる。絵画は、瞬間の永遠だ。檻之汰鷲(おりのたわし)は、日々の生活から異なる文化圏まで、旅をして心が動くモチーフを切り取る。そこには視覚だけでなく、体験や感情も織り込まれる。その瞬間を絵に描く。アメリカ、小説「白鯨」で知られるケープコッドの海でみた景色。海岸に寄せる波、海岸に転がる岩。太陽。光。色。折り重なるイメージが、この作品になった。石には記憶がある。何千年。何億年。フレームのなかで永遠の一瞬が閃く。


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Black Box
コラージュ、木
220mm × 300mm

考えるよりも先に手を動かして作品をつくる。雑誌のページをめくりながらカットアップしてイメージを組み合わせる。檻之汰鷲(おりのたわし)の手法の核となるコラージュ。イメージと意味を交錯させ即興でカタチをつくるジャズシリーズ。

現れたのはBlack Box。内部の動作原理や構造を理解していなくても、外部から見た機能や使い方を知っていれば利用できる装置や機構の概念。作品に秘められたマジックが日常をアートに変える。フレームの中は、外側へ通じる入り口。向こう側の景色。それは、人生をアートに変えるスイッチ。

作品は渋谷で開催されるオークションパーティー「JAPART」に出品しています。都内にお住まいの方、週末都内にいる方、ぜひ足を運んでみてください。

イベント詳細
https://thejapart.com

ギャラリーサウンドバル ゲルニカ
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13214651/