いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

One of thesedays 47

朝7時に起きて、英単語学習アプリmikanをやる。英語を上達させたい。朝食のあと2km走る。帰ってきて、英語の小説を読もうと検索する。白鯨はどうか。難し過ぎる。ヘミングウェイの「老人と海」はどうか。

He was an old man who fished alone in a skiff in the Gulf Stream and he had gone eighty-four days now without taking a fish.

これなら読めそう。けれども、英語の本なんて全部読んだことがない。


Arigateeにいく。昨日の作業の続きをやる。少しづつ作品に手を入れて完成させていく。作品づくりが生活のリズムを作っている。それをキープしたい。

額をつくり、接着している間に草刈。草刈をしているとミミズをみつける。ミミズを釣りの餌にできないだろうか。ペットボトルを切って、土とミミズを入れる。宮本武蔵の言葉「無駄なことをしない」を心掛けている。草刈で捕まえたミミズを餌にして魚を釣れたら「無駄がない」と思う。小さな循環を生活のなかにつくりたい。

岐阜県に暮らしたときに知った芸術家熊谷守一を思い出す。晩年は木の覆い茂った、森のような庭で遊んで制作したという。

作品にも生活にも無駄がないのが美しい。

そんなことを考えていると、この地域に住んでいる、ミツコさんが、ハーブティーを持ってきてくれる。草刈したところを見て、ミョウガが生えてるから切らないで育てて食べたらいいと教えてくれる。

ミツコさん宅は、田んぼや畑をやっている。専業農家ではないけれど、いろんな理由でやめられない。田んぼは、やらないと、使えなくなる。先祖代々やってきたとこだから、簡単に終わらせるワケにはいかない。だから毎年、田んぼに水を入れて、お米を作っている。けれども、去年は水が溜まらなくて、お米が作れなかった。イノシシに全部食べられた年もあった。とミツコさんが話してくれた。

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このアトリエで作業するのは、気持ちいい。風がいい。雑草も木々も緑がいい。北茨城のこの揚枝方にいると、自然と共に生きている気持ちになる。

再来週に東京でオークションイベントがあるから、出品する作品の額もつくった。午後は昨日のコラージュを糊付けして、額づくりをした。

夕方、チェンソーアートをやる平さんが様子を見にきてくれ
「時間と効率を考えて作業するんだ。どこで手を抜くのか。お客さんは完璧な作品よりも、案外手を抜いた軽いのが好きだったりするから」とアドバイスをくれた。