武井さんに会った話(10年前)

よく人にマジメだね、と言われる。マジメというか真剣。自分を楽しませたい。たくさんの評価よりも理解者がいればいい。儲からなくても人を幸せハッピーにできればいい。妻を幸せにしたい。死ぬまで自由でいたい。

 

これ全部やろうとしたら、それはもう本気でやるしかない。スポーツでも競争でもない何かのアスリート。

 

10年くらい前。ネットラジオの収録で、テレビで話題になる前の武井壮さんに会った。

その頃は、変な人としてその名が知れ渡りはじめていた。電気グルーヴピエール瀧さんが、バーでお酒を飲んでいるとカウンターで、犬が噛むゴムの骨を咥えて、牛乳に飲んでいる男がいた。嘘か本当はわからない。でも、そういう話しだった。

 

武井さんは、家も持っていなく、2日~3日に一回分しか寝ないと言った。友人と待ち合わせするとき、電柱にしがみついて身体を鍛えると言った。電車では絶対に座らず、吊革で誰にも気づかれないように身体を浮かせると言った。インタビューが終わった30分後、ずっと椅子に座らず、お尻を浮かしていた、と告白した。

武井さんは、全力で何かをしていた。それが何なのか分からなかったけど、衝撃的な体験だった。

 

すべての人に平等に与えられているものがひとつだけある。時間。1日24時間。社長でも乞食でも、王様でも学生でも、アメリカ人も日本人も、エスキモーでも、日照時間が少なくても、生きている限り24時間与えられている。

There is a thing which every people is given. It is Time. A day is 24 hours. Even if you are a president, a begger, king , student , American , Japanese, Eskimo and there is no day length, as long as you are alive, you have a day which is 24 hours. 

 

ぼくはスポーツ選手やアスリートではないから、身体を限界まで鍛えることはしない。けれども、武井さんに会ってから、自分がやれることをやってないことに気がついた。それからメモするようにした。思いついたことを、電車のなかでも、友達と話しているときでも、寝る前でも。

 

はじめてのことは、誰だってできない。ギターも絵も、英語も自転車も、スキーも、サーフィンも。今日はじめればゼロではなくなり、0.1でもはじめれば、それを続ければ、やがて1になる。ぼくのきっかけは武井さんで、やり方はメモだった。人と同じである必要もない。むしろ、違う方がオリジナルになる。興味や想いがなければ、続かないしから。ちなみに武井さんは、バーの片隅で骨を噛んで顎を鍛えていたらしい。

 

理想。夢。自由。すべて自分の時間のなかにある。ぼくのメモは、ブログ、書籍、アート作品、行動、家、舟、森、旅、可能性を広げている。未来は僕等の手の中にある。むしろ、それ以外のどこにもない。

one of these days 13

道は続く

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