4月5日(木)
朝7時30分。起きる。
今週納品したい作品づくり。
パピエマシェという、
色を塗るにしても、描いてしまえば不自然になる。だから、
昼
アラン「芸術論20講」を読む。
アランは
「芸術作品とは、
夕方
作品はほぼ完成。仕上げの調整。
夜
作品完成。
作品をすぐに撮影できる部屋が欲しいと思った。
丸一日、
寝る前に、岡倉天心とボストンについて調べる。
フェノロサが岡倉天心に英語を教え、日本美術の基礎を骨董の審美眼を教えた。天心が成長しフェノロサの代わりを担えるようになると、フェノロサは居場所がなくなりアメリカへ帰る。フェノロサは、日本で買い漁った古美術でひと財産を築く。
天心が日本に居場所がなくなったとき、フェノロサがボストン美術館への橋渡しをする。そのときの天心の役割は、日本の美術品を買い付けることだったという。日本の美術を守ろうとした天心と、海外へ流出させた天心。流出したおかげで、戦火を逃れたという見方もある。
しかし、調べるほどに岡倉天心の無茶苦茶な人間像が浮かび上がってくる。まあ、芸術家はそもそも偉人などではなくて、ひとりの人間なのだから。子どものころ、教科書に掲載されている人は偉いと思っていたけど、太宰治も芥川龍之介も、今見直してみると偉人とは言えない。やっぱり宮沢賢治がしっくりくる。