いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

One of these days 5

12時昼起きる。

Beastie Boys「ill communication」を聴きながら原宿へ。
代々木公園フリーフェス春風。二日目。風営法に関するトーク
出演時間まで会場を内を歩く。

 

P.A.の浅田さんと話す。
地球の温暖化が経済成長に影響を与えている。温暖化が進むと、食物の産地が変わる。産地が変わると、その地域の産業に影響を与える。例えば、シャンパンの産地が今よりも寒い地域に移りつつある。やがてフランスではつくれなくなり、北欧が産地になる。フランスは新しい名産品を必要とするし、北欧でも、新たにシャンパンを名産品にしなければならない。

だから、経済成長を目指すなら、温暖化を止めなければならない。投資家たちは、そのことに気がついて、自然への影響を配慮する動きになっている。ダボス会議などでも取り上げられているトレンドらしい。


昨日は、世界で活躍するコラージュアーティストのNAGAO YOHくんが話しを聞きに来てくれた。ぼくは、世界で勝負したいという遠い目標がある。世界で勝負しているYOHくんは、自然に働きかけるような活動がしたいと言っていた。ひとは、自分にないものを欲しがる。


風営法トークは、神宮前のbar bonoboのオーナー、セイさん、ミュージシャンのDJ watusiさん、弁護士の齋藤貴弘さん、3人の話しを回すMC役。

風営法の問題は、戦後に制定された風営法がいまも適応され取り締まられているということ。制定された当時は、ダンスクラブで売春が行われていた。それを取り締まるために必要な法律だった。

今は売春はないし、むしろ、そこから文化が生まれている。問題は、古くなってしまったルールをどうやって変えるのか。

しかし、こうすれば変えられるという方法はない。齋藤弁護士は、議員を通じて少しずつ変えている。大切なことは声をあげること。たくさんの声があがれば、それが世論となって、社会を変える可能性がある。

bar bonoboのセイさんは、自分は逮捕されても、それによって注目が集まり、ルールが変わるのであれば、戦ってもいいという。DJのWATUSIさんは、DJにとって重要な問題なのにあまりの無関心さに怒っていた。ぜひ学んで欲しいと。ひとつの問題を関係者たちと話すのはとても勉強になった。皆、本気で考えて行動している。

 

21時30分のバスで北茨城市に帰る。
バスで「イサム・ノグチ 庭の芸術への旅」を読む。

イサムノグチの芸術は、作品や表現の在り方ではなく、生み出された作品をどう社会と結ぶかという、今日でいうところの芸術環境論だ」

 

帰宅
チフミとミーティング。
今年は英語を勉強する。
ボストンでつくる作品について
ひとつの作品にひとつの行動を。