朝、走っているとき、ふと、いつもは気づかない道をみつけた。
あまりに当たり前で、
「道」について調べてみると、家、文字、言葉、お金と同じように、人類を進歩発展させてきた技術のひとつだと知った。
まだ狩猟採集の時代、人間は、けものみちを歩いて移動しながら暮らした。食料を確保するために。今も道を利用する主な理由は、糧を得るためだ。毎日会社に行く道も何千年前と同じ理由で使っている。この道も自分が選んでみつけた道でもある。
人間は交易のために道を拓いた。道はコミュニケーションツールだった。自分に足りないモノ、必要なモノを手に入れるための道。それはネットワークでもある。自分の理想や目標のために、血を巡らせる血管のように、人と人の間に道をつくる。道が拓ければ新しい出会いも生まれる。
道を歩くとき、ほとんどの場合、知っている道を歩く。大抵は目的があるから、
今日はどんなことをしよう。まだまだやれる。