いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

パラダイスの向こう側に道がある、ロックンロールが教えてくれた。

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初めて伊勢を訪れた。2丁目パラダイスというイベントスペースで、バンドのライブをした。バンドは20年近く続けているNOlNONE。好きな音楽を全部放り込んだら、特殊なサウンドになった。パンク、ハードコア、ヒップホップ、ジャズ、テクノ、ロックンロールにブルース。

2002年に親友でメンバーの多賀くんが27歳で死んでから、ぼくは日本語でラップを始めた。どうしても伝えたい想いが湧いてきた。生と死が交錯してようやくロックンロールするようになった。

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バンド活動から多くを学んでいる。

1.続けること。
続けていくには、いくつもの障害がある。それでも続けられる状況をつくれば、たくさんの可能性に出会う。止めなければ「継続する」テクニックを学ぶことができる。

2.理解すること。
バンドは共同作業。他人と作業を分かち合うので意見が違ったり、思ったように進まないこともよくある。それぞれのキャラクターを理解し、よりよい方向に展開させるよう心掛ける。他人は自分じゃないから、同じである必要はない。

3.伝えること。
言葉を発すれば相手に届く。それが自分の世界を変える。演奏も同じ。ステージの上での表現、全ての振る舞いが、パフォーマンスになる。すべてがメッセージになる。実は、毎日の生活でも人はメッセージを発してパフォーマンスしている。だから、いつだってバカみたいに真剣だ。

4.終わらせること。
時間は無限ではない。何をするにも終わりがある。人生も音楽も創作も演奏も曲づくりも。責任を持つこと。始めた人間が、終わりになるまで完成するまで見届けること。それまで諦めずに続けること。

全力で言い訳も妥協もなく何かをやり続けたら、それはその人にしかない道になる。ぼくはそう信じている。また曲づくりをしよう。続ける限り音楽は応援してくれる。

動き続けろ。
Keep on moving

目を覚ませ立ち上がれ、
己の為に戦え。
Get up stand up, fight for your right.

踊り方なんて関係ない、
好きに踊ればいい。

望みさえすれば手に入る。
You can get it, if you realy want.

愛こそすべて。
Love is supreme.

想像して。
imagine

大丈夫。何もかも うまくいく。
Cause every little thing's gonna be alright.

夫婦で作品をつくる
コラージュ・アーティスト
檻之汰鷲(おりのたわし)
http://orinotawashi.com/