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腐朽した梁の交換方法。木造建築は部位ごとに交換できる。

古家採取活生計画

梁が腐朽していた。シロアリ被害も重なり、木材はミルフィーユ状で、何処まで使えるのだろうか。木を叩いてみても素人には、判断しかねる状況だった。

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普通なら諦めて専門家に依頼するところを「やってみよう!」という家主のDr.Kevin。木を適当なところで切断して、新しい木に継ぐ作業が始まった。木を切断してみると被害は思ったよりも広範囲。しかし、ここで今迄やってきた改修作業が役に立った。

ひとつは、ヨロビ起こしをした際に、チェーンを巻き付け梁に負荷をかけたこと。数トンの負荷に耐えた箇所には、梁の腐朽が及んでいないことがわかった。

ひとつは、後付け構造補強材トレスパシオ(特許出願中)。梁の下の垂れ壁に、トレスパシオを施工して、梁の役割を代替えできた。
やりながら、ひとつひとつ、家のことを理解したおかげだった。木造軸組工法の家は、全体で支えているので、別の箇所で支えれば、部位毎に交換ができることがわかった。

 

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木を継ぐには、継ぎ手をつくる。
ノミと玄翁で削る。
もちろん、これも初めてのこと。

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今回の梁の交換手順は、

1)梁の交換位置の特定
2)新しい梁の入手
3)トレスパシオ(特許出願中)の施工
4)屋根を持ち上げ、古い梁を外す
5)継ぎ方を決める
6)ノミと玄翁で梁の継ぎ手をつくる
7)梁を継ぐ
8)完成

最後に念のため、火打の内側にも三角形の構造体トレスパシオを施工して強度を確保する予定。

費用は木材代6000円と道具。

f:id:norioishiwata:20160108201104j:plain耐水性ボンドとおがくずを混ぜて腐朽した木材を補強した。

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