いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

過去、現在、未来、自在飛び回るタイムマシンは既に開発されている。どう使うかは、その人次第だ。

ここ数日、どういう訳か進化を遂げつつある。その理由は「出会い」の一語に尽きるのだけれど。

f:id:norioishiwata:20151010081935j:plain昨日は1日中、助成金申請のための企画案をまとめた。一昨日に、中津川の古民家を活用する仲間で飲みに行き、それがそのままミーティングになり、狙っていた助成金をみんなで獲りにいこうと意気投合した。そもそもこの助成金も敬愛する大先輩が教えてくれた話、パスからパスでゴールを狙うチームワークだ。

一昨日、やるべきことを書き出してみると目的が明確になった。すっかり怠慢でこの方法を忘れていた。

以前、縁を感じた会社に連絡をしてアポを入れて打ち合わせをしてきた。目的は連載枠を獲ること。こうやって書いて書きまくる技術を仕事にするためにだ。
打ち合わせに会社の社長も同席してくれ、目を輝かせ意気投合してくれた。子供のようなひとだった。大人になっても子供の面影が抜けない人がたくさんいる。ぼくはそういう一面を見るのが好きだ。
話は岐阜の中津川に及び、木材の伐採から小屋づくりまでのワークショップが開催される話を聞いた。これも附合が一致している。未来にやりたいことが目の前に現れた。もちろん、カードを取って手元に置いてある。
こうやって人と出会い話すのは、会話という遊戯だ。カードを交換するように体験や知識を交換しお互いの価値を高め合う。しかしプレイヤーに出会うとは限らない。何も考えずイタズラに時を過ごし被害者だと思いながら怒りを溜めていたり、吐き出す人もいる。彼らはぼくが見せるカードに興味を示さない。そんなときは、耳を傾けて彼らの思考を採取する。人間観察だ。

で、昨日から今日にかけては、人に会って開いた未来の可能性を言葉にまとめた。で、然るべき人に送り届けた。

ついでに図書館で借りてきた本が、なかなか読みやすく自分が書いたまだ出版の機会に恵まれない「生きる芸術」に似ていたので、出版社のホームページを開いてみると「本を出したい人は編集部に電話してから、企画書もしくは原稿を郵送すること」と書いている。なので電話してみると、

「はい。受け付けております。編集部宛に郵送してください。いずれにしろ回答しますので、原稿を楽しみにしています。」と言ってくれた。
もちろん、誰に対してもどんな原稿でも、そう答えるのだろうけど、その開かれた可能性に勇気を貰った。

符号が合う日は続くもので、愛知県津島市の長屋にカフェを出店したいと問い合わせで対応してみたら、ソーラーパネルの会社だった。また別の入居したい女性は自費でも地熱とソーラーパネルでエネルギー自給を実現したいと言っていた。そんな長屋になったら、どんなに素晴らしいかと思う。しかしカードが手元にある。不可能ではないから面白い。

図書館で借りたジャニスジョプリンCDのブックレットに「合わせるように歌ってたけど、次第にグイグイとグルーヴを引っ張るように歌うようになったわ。それがロックだと感じたわ。」

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そういう訳で、諦めなければ、いくらでも可能性は開く。グイグイと人生を引っ張れば、まだまだやれそうだ。過去、現在、未来、自在飛び回るタイムマシンは既に開発されている。どう使うかは、その人次第だ。

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