いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

海の傍に暮らしてボートに乗って魚を獲りたかった。やったら釣れない話。

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昨晩は、安乗の友達と遊んで、家に帰ってきて、夜中から明け方まで制作に集中できた。おかげで眠くて仕方ない。午前中にメインモチーフの岩の絵の方向性が見えてきた。が、まだ背景が見えてこない。

昼飯を食べて、横になっているとチフミが「海へ行く?」というので、釣りの道具を持って出かけた。釣りは、毎回、根掛かりして仕掛けを失って終了している。

テトラポットから魚が見えるのを期待したが姿はなく、投げる練習をしていたらヒットした。釣り上げたらフグなので、リリースした。しかし、後でよく考えてみたら、ハゼだったかもしれない。魚の知識がなさ過ぎる。

家に戻り、海の気持ちよさの余韻で絵を描いた。午前中には浮かばなかったイメージが現れてきた。

夕方前にコンビニへ行き、インターネットに繋いで電話連絡。安乗の家は、Wifiも電話も繋がらない。それで不便かと言えば、そうでもない。むしろサッパリとした気分。なにしろ、絵を描くことに集中できるのだから。

ネットで釣りのことを調べてみると、コンビニで売っている魚肉ソーセージやイカもエサになるらしい。さきイカを買って釣りのエサにしてみることにした。

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波止場でとりあえず何か釣れればと投げる。しかし何も釣れない。釣り人には「今日はどうよ?」とか「何狙っているんだい?」と話しかけられる。魚釣りは、魚によっている場所もエサも違う。だから、狙って対策を練らなければ釣れない。しかし、ほんとうに知らなさ過ぎて、対策のしようがない。
今日も釣れないなあ、と諦めた頃に、「どうだい?何を釣るんだい?」と釣り人。「アジです。今日は釣れないですね。」「その仕掛けじゃ釣れないよ。」と。
釣り人曰く。「サビキがいい。凍ったアミエビを買ってきてバケツに入れておけば、夕方には使えるよ。それをカゴに入れて投げる。サオも5m~6mは必要だなあ。まあ、それを揃えれば150匹は釣れるよ。」

アジ。150匹。夢のような話だ。しかしサオは短いが、ぼくには舟がある。明日、朝イチで釣具屋に行ってチェックしてみよう。サオも2~3000円ぐらいだったら買ってもいい。こうして、釣りの道を歩き始めてしまいました。

42歳。芸術家。趣味は、ボート、釣り、ボルダリング、ランニング、選曲、DJ、バンド。

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