生きるための芸術の記録

96年前祖母が生まれて、一昨日死んで。ぼくはこの世でまだ道半ば。道は未知。

母からの電話だった。 「横須賀のお婆ちゃんが亡くなったの」 驚きはしなかった。もう10年近く老人ホームにいた。でも、そろそろ会いに行こうと思っていた。数日前から肩が痛くて整体で診てもらっていた。肩の痛みと祖母が他界したことが自分の中でリンク…

野生の芸術について(はじめてのメモ)

何が起きているのかを考える時間にした。大切なことはいまの瞬間にある。いま芸術祭の開催中で会場を作品として展示している。そこで起きたことを記録すると雑多になるので、頭に浮かぶことを書く。 展示をしているときは、人と接するのが主な仕事になる。作…

身の回りにあるもので充分に生きていけるのだとしたら、ぼくたちは何を望むのだろう。

ぼくたちは、うまれて死ぬまでの中間に生きていて、ゆっくりと死へと接近している。今日という1日が朝から夜まで回転するように、月火水木金土日とぐるぐると、春夏秋冬と季節が過ぎて、そうやって今年から来年へと時は移り変ろうとしている。ぼくがいつ死…

自分で考えて行動する。その行動に対価がうまれて生き延びる

もうすぐ2019年が終わる。2020年になる。そんな未来のことを子供の頃には想像もできなかった。自分がどんな風に生きたいのか、どんな職業にも興味を持てない子供だった。世の中の職業的なことに特技がなかったから、会社員という漠然とした選択肢し…

建築と瓦礫の行方

damn-地獄へ落ちる。danger- 危険。dark- 暗い。dead- 死。decieve- 騙す。妻チフミがDのつく単語を調べている。 再生中の廃墟の名前をD-HOUSEにしたんだ、と話すと 「D-HOUSEってどういう意味なの?」と聞くので「DはdisasterのDで災害のこと。廃墟はボロボ…

自分を耕して未来をつくるために書く

どんな本にしようか。いま考えている。もちろん、出版先なんて決まっていない。作品がなければ、流通もしないし、誰も読むこともできない。だからまず作る。構想する。 「生きるための芸術」をシリーズにしたいと考えている。一巻と二巻を出版した。ぜひ読ん…

おカネになること/ならないこと

フィンランドから北茨城市にヨハンナさんが滞在制作に来た。これも夢の続きだ。自分が旅をしたとき、泊まる場所があって、制作できる空間があって、それも誰かが作った場所で。おかげで観光とは違う現地の人々の暮らしに触れることができた。 だから、自分も…

生活のリズム

暮らしにはリズムがある。何時に起きて何を仕事として、何時に食事をして何時に好きなことをして、何時に寝るのか。いつも「何時」に支配されている。「何時」とは時間のことだ。 かなり前に(もう10年以上前に)「時間を生かす」という本を拾った。ここには…

日々起きていること。見捨てるのか拾うのか。糞なのか宝物なのか。

起きたことを書く。10月19日。依頼されたデザイン仕事の締め切りが近くなってきたので、廃墟の改修はお休みして、一日中デザイン仕事に費やした。そうするつもりだったけれど、疲労が溜まってたらしく、昼過ぎまで寝てしまった。 起きて、デザインのイメ…

失われていく「お祭り」のチカラ

昨日は、地域でお祭りだという話を聞いて、チフミは近所のおばあさんの家に手伝いに行った。何のお祭りかおばあさんに聞いても「お祭りだよー」としか話してくれなくて、別の人に聞くと「お祭りだけど何にもしないよー」と言う。 何もしない、ってことは縮小…

今いるべき場所、今するべきこと。

創作に没頭するための場所を作っている。ひとつ作ったけれど、それは公共の場所となったので、自分たちが暮らす場所も作ることになった。気がついたら場所を作ることに没頭している。 「場所」 今いるべき場所=in the place to beというヒップホップの名フレ…

ユースレスホーム。存在するだけで役に立っていることの証明。

もう終わらないんじゃないかと思うときもある。廃墟の規模が大き過ぎて、やってもやっても課題が出てくる。だけど、誰かのためでもなく自分のためでもなく、ただこの地域に廃墟があって、それを美しくしてみたい、と思った。だからやる。もちろん、閃きをカ…

この土地に生きるものたち

「ご苦労だね。いやいや、綺麗になった。俺のところに鶏小屋があって、もう使わないから、解体すればトタンや木材あげるから」 ぼくら夫婦が改修している廃墟の様子を見に来る猟師のお爺さんが言った。 ぼくらはお爺さんを地域のみんながシゲ坊と呼んでいる…

トルストイの民話、やば過ぎる。

トルストイを読んでしまったら、あまりに社会と距離ができてしまって、言葉が出てこなかった。トルストイの民話は危険な読み物だ。美し過ぎて、いまの社会にはまったく適していない。 昨日読んだ話はこうだ。 --- ある兄弟が、困っている人たちを助けながら…

消えていくもの、残るもの、伝えたいこと、変えたい社会。

やりたいことが溢れている。サーフィンをしたい。釣りをしたい。ランニングしたい。絵を描きたい。眠りたい。季節の変わり目で、秋になろうとしている。 廃墟の改修がいよいよピークに差し掛かかり胸騒ぎが止まらない。心が騒いでいる。やったことのないこと…

【問い】どうしてそのような活動をしているのですか?

質問が送られてきた。 「素敵な活動を夫婦でされているのですね。カヤックもつくるんですね。また、どうしてそのような活動をはじめたのですか。」 この問いに答えるために、アート作品をつくり、家を直し、舟をつくり、魚を釣り、野菜を育てて、本を出版し…

すべてのメディアを閉じた純粋な空間にアートは宿る

SNSを見たくなったら英文を書くことをルールにしたら、ブログを書かなくなってしまったので、久しぶりにこれを書いている。 日々の暮らしの中からしか生まれてこないことがある。しかも自分の中からだけ。ぼくは絵を描くことを仕事にしているから、創作と向…

脱国家の可能性。檻のような社会から大空を自由に飛ぶ鷲になること。

時代は刻々と変わっていく中で、人は社会に翻弄されながら生きている。社会とは何だろうか。表面的には、ぼくらを助けるような構造だと受け止めるけれど、その本質はもっと別のところにある。ぼくはそれを知るために生活を軸にした芸術に取り組んでいる。な…

絵を描くこと。その意味を忘れてしまう。だから文章を書く。

絵を描いている。絵を描くことが生活の中心にある。これが理想だった。絵を描き続けるには、常にモチーフやアイディアが必要になる。続けるうちに、そもそも何のために絵を描くのか、という問いが生まれてくる。絵を描く以外にも生きていく方法はあるし、お…

目標を設定して、どうしたら到達できるのか考えること

ある日、ボルダリングをやってみたいと思った。お店のなかには入らないで、外から様子を眺めて、自分にできるかな、と考えて躊躇してた。 そのころ、音楽マネージメントの会社で働いていて、CDをリリースしたり、アーティストのマネージャーをやったり、フェ…

神さま。何かそういう類いのもの。願えば叶う。下手くそがサーフィンをして何の役に立つのか

廃墟の荒れ地を整地するために、ユンボの資格を取ることにした。人力ではもう先に進めない。3t未満であれば、2日間の講習で運転技術を習得できると誰かのブログに書いてあって、調べてみると、八王子で受講できるらしく、早速申し込みして免許をゲットして…

制作は始まっていた。新作は目の前にあって、いつのまにか、生まれようとしている。

ぼくが妻と取り組んでいる生活芸術は、その名前の通り生活のなかの芸術を追求している。それは生活のなかに芸術が浸透して見えない状態でもあって、自分がしていることが芸術なのか生活なのか把握できないことがある。 ぼくがしていることは、ほとんどの場合…

生活の環境をつくる。

学校を卒業するにあたって、何の仕事をするのか、という選択肢を脅迫される。仕事をしなければ、人間として認めてもらえないような気持ちになるほどに。 ぼくは仕事をしたくなかった。働きたくなかった。好きなことに没頭していたかった。でも、そんな逃げ道…

生活にリズムを心に音楽を身体にスポーツを。

生活にリズムがある。朝起きて、今日は波を見にいった。荒れていたけど、サーフィンできそうだったのでボードを取りに戻って1時間くらい海で遊んだ。 サーフィンは全然できない。やってるとは人に言えない。去年はじめたばかりだし、まあ上手くはなりたいと…

できることは何だろうか。表現することは何の役に立つのだろうか。

ずっと違和感があった。したいことがあった。子供のように遊び戯れていたかった。けれども、そんなことは許されない。そんな空気が社会にはある。 重圧はあるけれど、何のために働かなければいけないのか、それに対する明快な答えはずっとなかった。 結局の…

ヒーローよ、立ち上がれ。何度でも。

最近よく、影響を受けたものは何ですか、と聞かれて、アートの話しをしなきゃと、作家の名前を並べるんだけど、それは後付けで、ほんとうに影響を受けたものは、確実に漫画とロック。 小学生一年生のときにデビルマンのコミックスを品川の古本市で、父親に買…

過ぎていく時間。人生をつくる時間。

「忙しい」とは、心を亡くすと意味だ。けれど、どうやっても忙しくなってしまう。忙しくても忙しいと思わない、それだけで全然話しの流れは変わっていく。 毎日やることが山ほどあるけど、忙しいとはまったく思わない。毎日やることが山ほどあって忙しくて仕…

やってて楽しいこと好きなことを諦めないで。

これはブログです。45歳の夫婦芸術家の夫、石渡のりおが書いています。妻とふたりで制作する日々の生活の記録をして、その出来事を言葉で耕して、自分自身と対話し、未来を作っているのです。日記とは、日々の記録です。歴史に名前を残した人たちは、皆文…

だから冒険する。自分の生き方をつくるために。

週末は、岐阜県白川町のイベントに呼ばれ金曜日の朝、北茨城市から600kmの道のりを旅した。途中、東京では自分の母親に会って、夜は長野県岡谷市の妻チフミの実家で一泊させてもらった。チフミの両親と妹とその娘にも会えた。土曜日の朝、岡谷から白川町…

毎日が歩くようにゆっくりと人生を進めてくれれば、それこそが幸せ

自然から教わることが多すぎて、失敗もたくさんある。アトリエの近くに暮らすミツコさんから畑を間借りして、去年から少しずつやっていて、今年はジャガイモを植えた。去年小さくやって調子良かったので、今年はもっと収穫してやるぞと意気込んでいた。4月…